酒本舗
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一月の酒と本(二)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
越乃寒梅

越乃寒梅(新潟)
特別本醸造
720ml/1160円


「雪中梅」「八海山」「久保田」などと並ぶ、かつての地酒ブームの代名詞的存在。そのぶん今時飲み屋さんで「越乃寒梅!」なんて大声で注文しようものなら、何となく(ハハア・・あのヤロー酒を知らねえな)なんて思われそうで癪にさわるから、めっきり飲む機会が減っていた。ほぼ1年半ぶりの再会である。
まさに淡麗辛口の王道と言った感じの味わいは健在だが、昔初めて飲んだ頃の感動が薄れているのは、それだけ他の日本酒(特定名称酒)のレベルが全体的に高くなった証拠か。でも料理の引き立て役としては申し分なし。

なつかしのTV青春アルバム!

 

なつかしのTV青春アルバム!
岩佐陽一著

「『ロボのバカ、なにをするんだ?死ぬぞ!ロボ・・・!』
命令を無視して飛ぶ、飛ぶロボ!
『ロボ、僕の命令をどうして聞けないんだ?』
星の海へやって来たロボは、折しも前方に飛来した深紅の大隕石に特攻を敢行。宇宙の塵と消えた。」
(「慟哭の章」より)


両親が酒場を経営していて留守がちだったので、子供時代はヘビーなテレビっ子だった。戦争体験や学生運動、ビートルズなど世代をくくる共通のカルチャーがないせいか、60年代生まれはテレビ番組、それもヒーローものの話題で盛り上がることが多い。そのうちウルトラシリーズと仮面ライダーについては、共に語り合える年齢にもかなり幅があるが、ジャイアントロボやスペクトルマン、快傑ライオン丸、シルバー仮面、愛の戦士レインボーマンあたりになるとグッと年齢層が絞られ、さらに魔神バンダー、行け!ゴッドマン、白獅子仮面にまで話が及ぶと限られた者しかついて来れず、座が白けてしまうことも多い。
この本は、そんなヘビーな元テレビっ子たちに捧げられたマニアックな一冊。

「かつて、これらのドラマや実写変身ヒーロー作品を創っていた人々のほとんどが実際に身をもって戦争を体験し、その経験に対する自身の“答え”を映像にぶつけていたからだ。だから、そこには“生の迫力”があるーーこの上もない“説得力”がある。映画やテレビ、漫画や小説、それにゲームで、しかも“リセットの利く人の生き死に”しか知らないような、今の若造ならぬバカ造どもの創る生半可なドラマとはワケも格も違うのだ。」(「おわりに」より)

(2004/1/8更新)

 
磯自慢

磯自慢(静岡)
特別本醸造特選
1800ml/2800円


こちらも知る人ぞ知る日本の代表的な銘酒。越乃寒梅と共に三宮駅北側徒歩5分の「味工房・さくら亭」で飲み比べ。五百万石を55%も磨いているせいか、同じ特別本醸造でもこちらはほんのり吟醸香があり、口当たりも随分とまろやか。バランスの取れた完成度の高い酒。それにしてもこの磯自慢という銘柄は、上から下まで何をいつ飲んでもはずれがない。これって何気ないけど凄いことだなあとつくづく思う。
ちなみに肴はブリの刺身、牡蠣ベーコン、おでん盛合せ、牛すじと大根の煮込み。

   

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