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真相
ロバート・B・パーカー著/菊池光訳
「『おれがお前の頭を殴ることにしたら、ここにいる誰かがお前を助けてくれる、と思うか?』・・・(中略)
『答えは二つ』私がマッキャンに言った。『一つ、おれは手助けを必要としない。そして、二つ、彼が助ける』
私はホークのほうへ首を倒した。マッキャンが目をホークに向けた。
『そうするのか?』
『答えは二つ。』ホークが言った。『一つ、おれは助ける。そして、二つ、おれが助ける必要はない』」(第12章より)
スペンサーシリーズの節目となる三十作目であり、作者パーカーにとって作家生活三十周年を飾る作品でもある。新刊が出るたびにありがたくも貸して下さる知人のおかげで全作を読破しているが、初期の作品以外はタイトルと内容が結び付かない、というかよく覚えてない。でも、これでいいのだ。年に1回おなじみのメンバーにお目にかかれればそれでオッケ〜である。
さて今回は、パーカーの別シリーズで主役を張るジェッシィ・ストーンがゲスト出演(?)しているのが、ちょいとしたアクセント。まあ、「水戸黄門」に「遠山の金さん」が友情出演したけど、主役に気兼ねして諸肌までは脱がなかったゾって感じ。
「この仕事は時には人助けになる。しかし、今回は誰の助けになっているのだ?・・・(中略)・・・この仕事をやっているのは、自分にできるからだ。それに、ことによると、ほかの仕事はなにもできないからかもしれない。もともと自分は、人の下で働くのは得意ではなかった。少なくとも、この仕事で、自分の思いのままに生きてゆくことができる。」(第56章より)
(2004/1/12更新)
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