酒本舗
BACK

一月の酒と本(五)

NEXT

最近飲んだ酒 近頃読んだ本
鶴の友

鶴の友(新潟)
別撰本醸造
1800ml/頂き物(市価2087円)


新年会の差し入れとして頂いた酒。道楽で酒を造っていると言われる程小さな蔵元で、ほとんどが県内で消費されるため県外にはあまり積極的に販売してないらしい。価格帯的にはおそらく、地元で晩酌用として何気なく飲まれている日常酒と思われるが、さすがに日本有数の酒処新潟だけあって侮れないといった感じだ。常温で頂くとまさにスイスイと喉を通る飲み飽きない淡麗系だが、ぬる燗で頂くと味に幅が出ると共に、辛口のキレの良さが前に出る。

戦略プロフェッショナル

 

戦略プロフェッショナル
三枝匡

「事業戦略を成功させるには、現在業界で当たり前になっている競争のルールに穴をあけなければならない。つまり事業に成功する人は、自分で新しい競争のルールを創り出していく人である。今市場で行われている競争のルール(業界の「常識」)にのっとってやっているだけなら、二位の企業は永遠に二位、三位の企業は永遠に三位のままである。」(プロローグー日本企業の泣きどころより)

ポートフォリオ分析、PLC、セグメンテーション分析etc.、これまで教科書的に知っていただけの「戦略理論」の使い方が、事実に基づく小説風物語とそれを補う解説を読んでいるうちに、まさに“腑に落ちる”感覚を味わった。日本にはいわば耳年増のような「インテリ戦略マン」が増えたが、実際に使えないからその武器の本当の威力がわからない、という一節が同書の中にあるが、今の自分はまさにその通りの耳年増。顧客から依頼を受けたプランニングの仕事でその知識を使うことはあっても、自社の経営に全く生かそうとしなかった。この本を読んで、どうやってこれらの戦略理論の知識を使うべきかが、少し見えて来たような気がする。う〜ん、やるべきことは多いぞ・・・。

「企業戦略の中で、セグメンテーションほど創造性を求められるものは他にないという。競合企業の気づかぬうちに、新しいセグメンテーションを創り出す企業が、勝ちを収める。」
セグメンテーション作業は、重要な戦略決定のプロセスそのものだからである。
(いずれも5「本陣を直撃せよ」より)


(2004/1/22更新)

 
燗番娘

燗番娘(兵庫)
180ml/291円


前々から存在は知っていたが、先日初めて出張帰りの新幹線で飲んでみた。缶の底面を押してひっくり返し、待つこと約3分。火を使わず見事に絶妙な燗酒のできあがりだ。仕事でくたびれたココロとカラダに温かい酒が染みわたってゆく。体裁を気にした若い頃ならコイツは買わなかったなぁなどと思いつつ、肴に買ったうるめいわしを囓り、ちびりちびりと飲りながらゆるりとかみしめるオヤジの悦び・・。

   

TOP HOMEページへ