酒本舗
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四月の酒と本(一)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
紀の鶴

紀の鶴(和歌山)
怒辛口・特別純米
1800ml/2430円


何しろ“怒”辛口である。データを見れば日本酒度+15、酸度1.7。スペック的にはちょっと敬遠したい雰囲気ではあるが、怒りたくなる程の辛口とはいったいどんな味だろうかと、とりあえずトライしてみることに。でも身構えながら口に含んでみると意外に飲みやすい、本当に+15なの?というマイルドな口当たりと喉越しであった。辛口なので比較的どのような料理にも合わせやすそうだが、アテなしでも結構ぐいぐい飲める。

企画力

企画力
田坂広志

近年は「企画書の書き方」的なハウツー本がやたら増えているが、立ち読みレベルで敢えて言うなら、参考になりそうなものは、ない。だから最近は売場で手に取ることすらない。ただ本書については、田坂広志という著者名に惹かれ、ちょいと手に取ってみた。で、いきなりこの一文が眼に飛び込んできた。

「採用されない企画書は、『紙くず』にすぎない。」(「人間と組織を動かす力。それが、企画力」より)

企画に携わるプロフェッショナルとしてどのような覚悟を持つべきか、改めて突きつけられた様な気がした。そう。企画は実現させて初めて意味があるのだ。
省資源が叫ばれる今日。これ以上たくさんの“紙くず”を世の中に産み落とさないよう、性根を入れ直す事にしよう。

「『最高の企画書』とは、『最高の推理小説』である。」(同名の章より)
「『戦略』という字を見つめてください。
それはどのような意味か。
『戦い』を『略(はぶ)く』
その意味です。」
(「『表の企画書』だけでなく『裏の企画書』をつくれ」より)

「企画書の究極の役割とは何か。一人のプロフェッショナルとしての思いを込めて、申し上げましょう。
『縁』を結ぶことです。」
(「企画書は、読み終えた一瞬が、勝負」より)

(2004/4/2更新)

 
秋鹿

秋鹿(大阪)
純米吟醸 槽搾直汲
720ml/1650円


今年も槽搾直汲の季節がやってきた。「しぼりたて」を標榜する酒は近年増える傾向にあるが、この秋鹿の槽搾直汲が、蔵見学などでタンクから柄杓ですくって飲む“あの”搾りたての味に一番近い様な気がする。かすかに舌を刺す炭酸ガスのピリピリ感、芳醇な米の風味と吟醸香、ほのかな甘酸っぱさを秘めたフレッシュな飲み口。名前は秋鹿でも、私にとってはまさに、春の訪れを毎年告げてくれる一本なのである。

   

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