酒本舗
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四月の酒と本(二)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
往馬

往馬(奈良)
純米吟醸・アキツホ
720ml/1150円


生駒山系の天然水を仕込水に使用、上槽(搾り)はすべて昔ながらの木ふねで、瓶詰めも手作業で一本ずつ行っているとか。近年人気急上昇の銘柄で、最大の特長はコストパフォーマンスの良さ、要するに安くて旨い。この純米吟醸も燻製を思わせるややスモーキーな香りと風味を持ち、味わいに幅があって旨味が濃く、後味のキレも程良くて苦味も少ない。これで1150円はお値打ちだと思う。この日の酒肴だったサーモンの造り、ホタルイカの酢味噌あえとも相性抜群。なおアキツホとは地元奈良を中心に使われている酒米の名前。

超野球学2

落合博満の超野球学
(2)続・バッティングの理屈

落合博満

昨年刊行され、アマチュアだけでなくプロの若手選手達にも読まれているらしい「超野球学」の続編。前作同様、打撃の“理論”ではなく、バッティングに関する万人のための普遍の“理屈”を解き明かすというスタンスが貫かれている。元野球少年にとっては、まさに目からウロコがボロボロ落ちる思い。その“教え”を実践しているおかげで、近頃はバッティングセンターへ行ってもすこぶる調子がいい。

「勝負事に身を置く者は、データ人間になってはいけない。自分自身がデータの宝庫になるべきなのだ。」
「野球というのは、多くの失敗の中にあるわずかな成功で勝利を追い求めていくスポーツである。だが、その舞台に立って戦うためには、パーフェクトを追求する気持ちが不可欠なのである。」
(第6章「机の上でも野球をやろう」より)

さて、我が阪神タイガースは読売に3タテを食らわせ好スタートを切ったが、落合中日も同じく開幕3連勝。特に打撃陣が好調のようだ。書物ではなく直に“ミスター三冠王”の指導を受けている訳だから、今シーズンの中日打線は侮れない、とは思う。

「本当のオフというものは、ユニフォームを脱いだあとに一生味わえるのだ。野球人生は常にオン。自分の野球人生を振り返って後悔をしないためにも、オフ=休養という概念は捨て去ろう。プロの一流選手がオフをゆっくり過ごすのは、それが2月1日に向けて最も効果的な練習だからである。このレベルになって初めて、休養も練習と言えるのだ。」(第7章「技術も上達させる野球の考え方」より)

(2004/4/7更新)

 
さ々一

さ々一(笹一)(山梨)
純米吟醸無濾過・五百万石
720ml/1250円


十四代の系統に連なる“華やか系”の無濾過吟醸酒。この手の酒は久々に飲むとやたら美味しく感じてしまう。一口含むとフルーティな果実香が鼻に抜け、ほのかな甘味と豊かな米の旨味が口の中にパーッと広がる。後味のほろ苦さが個人的にはやや気になったものの、この苦味がイイと言う人もいるだろうから、これは好みの問題か。また一日置いて飲んでみると、香りも若干落ち着き気味となり、一段と飲みやすくなったように思った。
ちなみにこの笹一酒造、葡萄の名産地にあるためか、清酒のみならずワインも自社で造っているというちょっと珍しい蔵。

   

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