酒本舗
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五月の酒と本(二)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
勝駒生

勝駒(富山)
純米酒しぼりたて生
720ml/1750円


勝駒の純米酒は2度目の登場であるが、この前紹介したのとは違って、今回はしぼりたての生酒。といってもラベルは全く同じで、キャップの所に「しぼりたて生酒を汲みました」と表示した紙が被せてあるだけ。
吟醸酒並の香りと、コクがありながらもスッキリと切れ味の良い飲み口は共通しているものの、やはり火入れした通常の純米酒とこのしぼりたて生とでは、当然ながら香りや味わいは全く異なる。ブラインドで出されたら、同じ酒だと見破る自信は全くない。
今思えば、後学のために火入れした分も一緒に購入して飲み比べてみればよかったと、少し後悔。ただ個人的にはいつものヤツの方が好きかな。

江夏豊の超野球学

江夏豊の超野球学
 エースになるための条件

江夏豊

「最も困るのはボールにしようとして投げたのに、それを『ストライク』とジャッジされてしまうことだ。意図していた伏線が消されてしまい、組み立てがすっかり狂ってしまう。打者の実力が高ければ高いほど、それで自分が打たれてしまう確率も高くなるわけで、そんな時の私はスタンドから大きな拍手をもらいながら、『なんであのボール球をストライク言うんや』とむくれていたものだ。」(第1章「エースになるための基本」より)

待ちに待った江夏豊版の「超野球学」。バッティングの“理屈”を執拗なまでにクールに、論理的に書き記そうとしている落合博満版とは全く異なり、エースとは、投手とはどうあるべきかというハートの持ち様をホットに、独善的に展開している。球界きっての一匹狼という点では共通の両氏ではあるが、同じ「超野球学」という本でありながら、そのスタンスが全く異なる点は結構面白い。落合版の様な精緻な技術論を期待すると大いに期待外れとなるが、現役時代、あのマウンドの上で江夏豊はこれ程いろんな事に目を配りながら勝負に臨んでいたのか、というディープな野球ファンの目線で読むと、相当に興味深い一冊ではある。

「ストライクを1球も投げずに奪う3球三振は、ある意味では究極のピッチングと言えるのではないか。」(第7章「江夏豊はこう攻めるー打者、状況別配球論」より)

(2004/5/8更新)

 
     

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