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審判は見た! 織田淳太郎著
「その翌日、二出川のミスジャッジを証明する写真が、スポーツ紙に大々的に掲載された。走者が捕手のタッチをかわして、ホームベースに到達している決定的な写真だった。
リーグ会長はこれを重く見た。連盟事務局に二出川を呼び出すと、ミスジャッジに苦言を呈した。
だが、ここでも二出川は強気だった。スポーツ紙の写真に目をやりながら、毅然と言い放った。
『会長、これは写真が間違ってるんです』」(第一章「審判失格」より)
日本のプロ野球界は今、近鉄・オリックスの合併問題で喧しいが、一般の野球ファンにすればこれほど不可解な話はない。なぜ近鉄買収に手を挙げた「ライブドア」にチャンスを与えないんだろう?
パリーグにはかつて、日拓ホームが1年(1973年)、クラウンライターが2年間(1977-8年)だけ球団を持ち、それぞれ今の日ハム、西武へ売却した前例があるのだ。「ライブドア」がよしんば1〜2年後に球団を手放したとしても、その間にバファローズの伝統を受け継ぐ別のスポンサーを捜せばいい。ファンにすれば、ご贔屓の球団がこの世から消滅するよりは、たとえ「近鉄」の名は消えようと、「バファローズ」の灯が消えなければかなり納得感はあるんじゃないだろうか。
コミッショナーをはじめとする連盟のエライさん各位には、プロ野球百年の計に基づく正確なジャッジを期待したいものである。
「三浦によると、気迫の投球を信条としていた中日時代の星野仙一は、球審からの返球にも気迫の要素を見いだしていたという。
『ボールをよこすときは全力投球でよこせ』というんだ。あまりの凄味で言うもんだから、こっちも渾身の力で投げる。そのたびに星野は『ヨッシャ!』と気合いを入れてね。」(第四章「ジャッジは不変か」より)
(2004/7/25更新)
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