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真澄(長野)
山廃純米吟醸
1800ml/3150円
創業1662年。霧ヶ峰の麓で諏訪大社の宝物「真澄の鏡」を酒名に冠した酒。その美味は早くから近隣に知られ、隆慶一郎の小説で有名な「捨て童子」こと松平忠輝(徳川家康の六男)が座右に置いたとの逸話も残っている。
例によって「おおにし」で会社帰りの一杯。山廃ならではのコシの強さとしっかりとした存在感、基本は辛口でありながらそれだけでは終わらない複雑な旨味が特徴。この店の濃厚でやや甘口のおでんにはピッタリである。ちなみにこの日は真澄の他に「鳴門鯛・山廃純米吟醸」のぬる燗と、よーく冷えた「七笑無濾過ひやおろし」の三種を賞味。
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すべてはネーミング
岩永嘉弘
かつて土屋さんからこういわれたものです。
「当たり前のことを、いわれてみればなるほど、と思わすのがコピーだよ」
(7章「ネーミング職人」より)
コピーライターになりたくてこの世界に入った訳ではなかったので、何年かしてこの仕事の面白さに気づいた時には既に嫁さんと子供がいて、一から修行し直す余裕も度胸もなかった。駅貼りポスターや新聞の全段広告のような、人目に触れるような大きな仕事も両手で数える程しか経験がなく、消化不良のまま広告の世界から離れてしまったので、冒頭に挙げたようなさりげない名文句に出会うと、ああもっと早くこうした言葉に出会いたかったと少々痛い気持ちになる。
広告に限らず、優れたコピー、ふと考えさせられるコピーというのは、日常の“当たり前”の言葉で組み立てられることが多い。でもその当たり前の言葉や表現を使いこなすのは、なかなか一筋縄では行かないものなのである。
コピーライターは広告主である企業と、広告の受け手である消費者の真ん中で、互いの思いを理解するために存在します。どちらの立場におもねってもいけない。いわば通訳です。正確に商品のいわんとすることを聞き取り、そのときの世の中の声や気分をしっかり掴んで、どちらにも共感を持って、うまく要約して伝える。それがコピーライターの仕事です。(7章「ネーミング職人」より)
(2004/11/20更新)
岩永嘉弘のその他の本:「一行力」
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