酒本舗
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六月の酒と本(四)

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奥播磨

奥播磨(兵庫)
純米生酒平成16BY
720ml/1312円


奥播磨といえば6年前の3月、宝塚の「酒商伊勢屋」が主催した「蕎麦と酒の会」で飲んだ、平成9年大吟醸「仕込39号」「仕込41号」の美味しさが今だに忘れられない。蔵元の下村酒造店は明治17年創業で、地元産の山田錦や夢錦等を原料米に、製麹は全て箱麹、酒母の半量以上は山廃もとによるなど、手間暇かけた造りで知られている。
この純米生酒も爽やかな香りにどっしりとコクのあるフルボディタイプ。旨みと厚みを感じる辛口に仕上がっている。

実践する経営者

 

実践する経営者
P・F・ドラッカー著/上田惇生編訳

アイデアに富み、開発、設計、商品化の能力に恵まれた起業家が創業した会社がある。・・・(中略)・・・この種の起業家はときに金銭感覚に欠け、顧客関係において気難しい。この起業家が真面目であれば、事業は殺される。財務その他、能力のないことに取り組む。苦手なことに時間をとられ、得意なことができなくなる。(第3章「成長が悪夢を招くとき---5つの処方箋」より)

確かに職人志向の経営者が、同時に財務管理や人事・労務管理を完璧にこなすのは容易なことではない。もちろん努力は必要であり、“個人の成長”という面では貴重な経験となるが、得意分野に専念できた時との差し引きを比べると、“組織全体の成長”という点ではかえってマイナスの方が大きいだろう。
使い古された例ではあるが、本田宗一郎に藤沢武夫がいたように、井深大に盛田昭夫がいたように、職人肌・技術者肌の人と、営業センスや財務能力に長けた人が互いに支え合う形が、組織の成長にとっては理想の姿だ。各人の持ち味を最大限引き出す人的組合せが高次元で実現できれば、鬼に金棒。盤石の構えとはまさにこの事だろう。

成長の機会は、長期の不況時にあっても扉を叩く。・・・(中略)・・・機会は、それに値する者の扉だけを叩く。(第4章「ゼロ成長企業における経営の心得」より)

(2005/6/17更新)
*P.F.ドラッカー教授のその他の本
「経営の哲学」「ネクスト・ソサエティ」
「仕事の哲学」

 
       

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