酒本舗
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七月の酒と本(三)

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御前酒

御前酒(岡山)
特別純米酒
500ml/893円


ローソン限定品。岡山の銘酒「御前酒」でおなじみ辻本店が醸した、雄町米100%の特別純米酒である。日本酒離れが著しい若者世代の牙城とも言えるコンビニで、敢えて古くさいラベルを貼っ付けるとはなかなかにチャレンジャーである。そしてお味の方も、若者に迎合するライトでフルーティなテイストの酒ではなく、いかにも質の良い純米酒というしっかりとした味わいなのがうれしい。量も値段もお手頃だし。
でも、一体どういった客層の人たちが、この種の酒をローソンで購入するのだろうか?老婆心ながら少々疑問ではある。

銀座の酒場 銀座の飲り方

 

銀座の酒場 銀座の飲り方
森下賢一著

酒場はみな顔を持っている。
バーの顔は酒の棚だ。そこに並んでいる酒の種類、並べ方、壜やグラスの輝き具合などが、その酒場の考え方をはっきり語っている。
(第一章「自分の飲み方を見つける」より)


東京で飲むと言えば、新橋か浅草・上野、あとは虎ノ門の「鈴傳」か鶯谷の「鍵屋」と行動範囲が決まっている。思えば銀座の酒場には、もうかれこれ10年以上も足を踏み入れてはいない。一人前の飲み手を気取るのであれば、銀座辺りになじみの店が一、二軒ある方が様になるのだが、関西人にとっての北新地同様、下手に入るといくら取られるかわからん・・・といった漠たる不安感が拭えないのである。
ましてや当方は、元々おネエちゃんが隣で侍ってくれる事より、旨い酒と肴をいかにリーズナブルに楽しむか、という一点に賭けるタイプなので、恐らくこの先も一人ふらりと銀座の店に足を踏み入れる・・・なんて勇気はないだろう。 クリエイティブなギョーカイ人の端くれとしては、本来銀座が様になる方がカッコいいんだけどね。

森鴎外は「男は四十になったら自分の顔に責任を持て」と言ったそうだが、ぼくは「男は月給をもらうようになったら、自分の行きつけのバーに責任を持て」と言いたい。(第一章「自分の飲み方を見つける」より)

(2005/7/18更新)

 
       

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