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黒耀(長野)
梁山泊/特別純米
720ml/1115円
黒耀石で濾過された世界でも有数の超軟水を仕込水に、長野県産美山錦を100%使用して、厳冬期に手造りで醸した特別純米酒。程よいコクと旨味を持ったクセのない淡麗辛口タイプで、何と言っても最大の特徴はそのまろやかな口当たり。気が付けば四合瓶を難なく空けてしまった上、まだこうして平然と文章を書いていられるのは超軟水の威力か。仕込み水によって酔い方が変わるとは今まで聞いた事もないが、もしそうだとしたらこれは新たな発見である。
ちなみに肴はサーモンとぶりのお造り
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実存からの冒険
西研
ニーチェがいちばんいいたかったのは、神とか社会的なステータスとか金とかいうような外的な価値から自分を計るような生き方にたいして、そうでない生き方を提出してみせることだったとぼくは思う。・・・(中略)・・・苦しくても、ウラミの念で身体をいっぱいにしてしまったり元気がなくなってショボクレてしまったりしないで、そのつど自分として一番納得できる生き方をしようとすること。(第一章4「ニヒリズムと価値転換」より)
本書を読むのは約10年ぶり2度目。世のすべての哲学の本が本書ほど平易で読みやすければ、哲学という学問がもっと身近になる反面、知的優越感と自己満足が半減するかも知れないなぁ、と思わせる程とっつきやすい哲学書である。特に前半のニーチェの解説のわかりやすさは比類なきもので、前回などは、本書を読んだ勢いで思わずニーチェの「善悪の彼岸/道徳の系譜」を購入−読破してしまった程だ。
思えば前回本書を読んだ時もそうだったが、哲学書を読みたくなる時というのは、自分自身の“今”が不安定だったり、現実から一歩距離を置いて自分を見つめ直したくなった時が多い。昼も夜も、平日も休日もなく仕事のことを考え続ける日常がこれ程続くと、さすがに精神衛生上良くないだろう。早く正月休みへとなだれ込みたいものだ。(とはいえこの所2年続けて元日から原稿を書いていたが・・・)
〈単なる自分だけの孤独、苦しさを、どういう問題のかたちにできるか。つまり、それをめぐって人と話ができるようなテーマにするか。そして、自分はその問題をどう考えるかをいってみる〉。
いまは、ほんとうにこうしたことをやる「空気」がないよね。(第一章6「ニーチェの思想のまとめ」)
(2005/11/25更新) |
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