酒本舗

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十二月の酒と本(三)

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黒牛

黒牛(和歌山)
本生無濾過純米原酒
720ml/1350円


前回の「大七」と一緒に購入。久しぶりの黒牛、それも無濾過純米の原酒ということで胸が躍る。利き猪口に注いで香りを嗅ぐと意外に華やかな上立ち香。55%まで磨いているため吟醸酒並の香りである。そして飲み口は生酒特有のフレッシュな口当たりで、口の中でどっしりとした重みと米の味わいが広がる。それでいて後味のキレは良く、さすがに黒牛。やっぱりいつどれを飲んでも旨い。

マーケティングは消費者に勝てるか?

 

マーケティングは消費者に勝てるか?
−消費者の「無意識」vs.売り手の「意識」

ルディー和子

消費者は言葉で考えないし言葉で自分の思考を表現できない、また、自分の思考とか感情の多くを意識的に認識しているわけではないというのです。それなのに、マーケターは、アンケート調査やフォーカスグループ調査といった言葉を介して消費者の考えを知ろうとしているのです。(第二章「消費者の頭の中はどうなっているのか?」より)

従来のマーケティング界で常識とされてきた通説や理論、あるいはマクドナルド、ユニクロにおける失敗例の解釈に対し、公平で冷静な視点から新たな分析を加えつつマーケティングの“今後”を提示した本。消費者心理、需要予測、ブーム予測、価格政策、CRM/データベースマーケティング等の項目毎に、ロジカルで納得感に満ちた論旨が気取りのない明解な文章で展開されている。
とっつきやすさを保ちながら、分かりやすく、品良く現代の消費者の実像が描かれている辺り、著者の優れたバランス感覚と知性が伺える。またダイレクトマーケティングに対する造詣が深いせいか、定説とされている理論であっても、常に実践を通じて検証を加えながら時代に適合させていかねばならない、との思いが行間から伝わってくる。勉強になった好著。

マーケティングは「欲望」という人間真理の根幹にあるものに影響を与えようとする企みなのです。もっと原始的であり、もっと艶めかしく、もっと興奮させるもの、もっと直接的に感情に訴えるものでなくてはいけないはずなのです。(第七章「マーケティングは消費者に勝てるのか?」より)

(2005/12/10更新)

 
       

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