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鍋島(佐賀)
特別純米無濾過生原酒
720ml/1523円
佐賀の四つの酒販店と富久千代酒造が平成10年から共同で立ち上げた銘柄で、県民の公募によって、江戸時代に佐賀を治めていた藩の名称「鍋島藩」から命名された。平成14年の「第14回国際酒祭り」の純米酒部門で優勝、吟醸部門でも4位と健闘した実力銘柄である。
酒器に注ぐとふわっと米の香りが立ち、口に含むとやはり豊かな米の風味と、ふくらみとコクのある旨味が広がる。正月のおせちと共に戴いたが、料理と合わせるには少し主張が強すぎるかも知れない。かなりハイレベルで飲み応えのある純米酒。
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メディアの予言者
−マクルーハン再発見
服部桂
マクルーハンによれば、メディアはわれわれ自身を拡張するのと同時に、それが作り出す環境の中にわれわれを包み込んで麻痺させてしまうという。・・・(中略)・・・あるメディアによって自分の意識や身体性を拡張した人間も、ナルシサスと同じようにその拡張に魅入られて麻痺してしまう。(第一章「メディアのパラドックス」より)
マクルーハンは「メディアはメッセージである」という警句を通じて、メディアが伝えるコンテンツではなくメディア自体の本質こそがメッセージの形成を左右すると主張した。インターネットが一般化した今日、この警句がスーッと腹に落ちてくる感覚を持つ人は多いだろう。
これまでの主要メディアは、TV・ラジオにしても新聞・書籍にしても、基本的には庶民にとって“受動的に情報を受容するもの”であり、これらを主体的に利用して情報を発信できる者はごく一部だった。しかしケータイを含めたネットの普及により、全ての人はバーチャルなデータベースの中から情報を能動的・選択的に入手しつつ、自身も情報の発信側に回れるようになった。情報の受発信を日常化・多元化した点で従来のメディアとは本質的な差異があり、今後ネットというメディアの性質がメッセージ自体に及ぼす影響を、これまで以上に広い視野で、注意深く観察していく必要があるだろう。
インターネット上のコンテンツは、結局はメディアによって拡張された人間の感覚で、それを可能にしているのは個人の存在だ。人間の脳を外在化したコンピュータと、神経を拡張したネットワークを結び付けたインターネットは、こうした個人の存在を直接的に表現するメディアにもなっている。(第三章「グローバル・ビレッジの未来」より)
(2006/1/6更新)
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