酒本舗

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三月の酒と本(三)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
天寶一

天寶一(広島)
雄町純米吟醸
720ml/1418円


福山市郊外、岡山との県境にある天寶一は、三十代の若手杜氏らわずか4人で年間五百石を醸す、1910年創業の小さな手造り銘醸蔵。まろやかな甘口タイプが主流の広島県にあって、キレとコクのある辛口の酒造りで知られている。
この雄町純吟も黄金色の辛口タイプ。飲み始めは後味の苦味が若干気になったが、室温に近づいた頃合いから徐々に旨味が立って程良い味わいに。ちなみに肴は焼き鳥、ほうれん草と茸のソテーなど。

ウェブ進化論

 

ウェブ進化論
梅田望夫

「(≒無限大)×(≒無)=Something」。
放っておけば消えて失われていってしまうはずの価値、つまりわずかな金やわずかな時間の断片といった無に近いものを、無限大に限りなく近い対象から、ゼロに限りなく近いコストで集積できたら何が起こるのか。ここに、インターネットの可能性の本質がある。
(序章「ウェブ社会」より)


仕事でインターネットに関わりを持って10年以上が過ぎたが、この1年程はどうやらWEBの世界における転換期に位置づけられるようだ。知の世界を再編するGoogleの発展を軸に、ブログやRSS、SNSの普及、オープンソース現象など、パラダイムの変化とも言うべき“うねり”が確実に押し寄せている。そしてそれはかつての様な“ビジネスモデル”が先行する次元ではなく、確たるテクノロジーに裏打ちされた進化でもある。
ではこの変革の流れの中で、自分たちは何を顧客に提供でき、どんな付加価値を生み出せるのだろうか。正直まだ先は見えない状況であるが、今後進むべき方向を整理し、頭の中にマッピングするきっかけとしては、かなり知的刺激を受ける本であった。

サービス提供者が「個」に対して「あちら側」での利便性を提供する。「個」がその利便性を享受するために、色々な情報を「あちら側でオープン」にしていく。「個」が「あちら側でオープン」にした情報をサービス提供者が集積し「全体」としての新たな価値を創出する。これが、Web2.0時代のサービスの構造である。(第五章「オープンソース現象とマス・コラボレーション」より)


(2006/3/12更新)

 
       

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