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龍力(兵庫)
特別純米酒山田錦
720ml/1575円
「龍力」の蔵元である本田商店は、兵庫県内で最も古くから吟醸造りに取り組んだことで知られている。全国でも二番目に多くの山田錦を買い入れており(1位は剣菱)、蔵全体で使用する酒米の85%を占めているとのこと。
この「山田錦」も、特A地区の特上米だけを100%使用した贅沢な特別純米酒。豊かなふくらみがあって後味はさらりと飲みやすく、全体としてクセがなくバランスの取れた辛口の酒。
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マクルーハンの贈り物
中田平
人間は自分を取り巻いているメディア環境からの影響を客観的に〜(中略)〜分析することができるほど自由ではないのです。つまり、メディアに閉じ込められているのです。(第1部「マクルーハン思想の骨格」より)
コミュニケーションメディアの変遷が歴史の動因となる、というのがマクルーハンの歴史観である。この“メディア史観”による時代区分を図式化すると:[話し言葉時代]→[写本時代]→[活版印刷時代]→[テレビ・コンピュータ時代]となり、本書によるとマルクス史観の[原始共産制]→[古代奴隷制]→[中世封建制]→[近代資本主義]という社会区分と重なる点が興味深い。
さてマクルーハンが亡くなった1980年当時、テレビはまだ家庭内娯楽の王者で、パソコンは8ビット機全盛、インターネットやケータイは存在すらなかった。あれから四半世紀、有名無名を問わず誰もが個人単位でブログやSNS、メール等のメディアを気軽に操る今日の状況を見たとして、彼は「メディア論」にどんなエピローグを書き加えるだろう。
光速のメディアでコミュニケートしている人間が感じるのは、普段の自然体で生きている自分ではなくて、そうした普段の自分というアイデンティティを喪失しているのではないかというのです。こうしてマクルーハンは、自然からの脱却とアイデンティティの喪失は現実感やリアリティの欠如につながると考えるのです。(第3部「ポスト・マクルーハン」より)
(2006/4/24更新)
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