酒本舗

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四月の酒と本(五)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
富翁

富翁(京都)
大吟醸純米吟の司
720ml/1050円


純米大吟醸で、精米歩合49%でありながら千円少々のお値段。あまりのお手頃価格にかえって怪しい感じがしたが、安さに負けてとりあえず購入。利き猪口に注ぐといかにも大吟醸らしい、リンゴ系の華やかな吟醸香が立ち上る。口に含むと軽快な中にもコクのある飲み口。やや苦味は残るが後味もスッキリ飲みやすい。コストパフォーマンスの良好な大吟醸ではある。
蔵元の北川本家は京都・伏見で明暦三年(1657年)に創業。明治の頃は「富翁」を「ふうおう」と読んでいたが、昭和になって「とみおう」と呼ぶようになったとか。

シュガーマンのマーケティング30の法則

 

シュガーマンの
マーケティング30の法則

ジョセフ・シュガーマン著
  /佐藤昌弘監修/石原薫訳

お客があなたの商品を買いたいと思っている。あとは、自分自身や配偶者や上司にその買い物を納得させたいというお客のニーズを満たすような理屈を、あなたが見つけてあげられるかどうかにかかっている。(心理的トリガー12「悪魔は理屈に棲んでいる」より)

書名と装丁の雰囲気から一見マーケティングのテキストのように思えるが、実際の中身は、顧客の心に働きかけ、心を動かし、ついには購入を決めさせる「心理的トリガー(引き金)」を、30種類の切り口で整理した「セールステクニック集」。著者のシュガーマンは、米国通販市場では知る人ぞ知る著名なコピーライター兼マーケターらしい。冒頭の心理的トリガー1「アイスクリームの注文手順」を立ち読みした結果、つい手に取ってレジへ向かってしまった。この段階ですでに著者の術中にはめられた感じがしないでもない。
また本書には他にも一カ所、百戦錬磨のテクニックがあからさまに埋め込まれており、見え透いた仕掛けと判っていながら、著者の計算通りにまんまとページをめくらされてしまった。そのテクニックというのは・・・。
興味のある方は実際に本書を手にとって、そのちょっとした“罠”にはめられてみてほしい。

私の広告が正直で率直であればあるほど、消費者は好感を持って反応してくれたようなのだ。正直さは、広告について私が得た最高の教訓の1つだ。そのことに早めに気づいて良かったと思っている。(心理的トリガー30「販売における最大の力」より)


(2006/4/29更新)

 
鮎正宗

鮎正宗(新潟)
あゆカップ純米酒
180ml/341円


明治8年(1875年)創業の鮎正宗酒造は、新潟でも有数の豪雪地・妙高市猿橋地区にある。寒仕込みの頃には、2mを超える深雪に包まれた茅葺き屋根の酒蔵の中、母屋の横井戸からたっぷり(毎時6トン!)湧き出る良質の伏流水を使った酒造りを行っている。
この「あゆカップ純米酒」はマイルドかつ上品な味わいを持ち、ほんのり甘口で柔らかな旨味が感じられる淡麗タイプ。三宮の小ぎれいなやきとん屋で、600円で売られていた。小振りのグラスで出されるより、正一合とはっきり判るからありがたい。

   

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