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香田(京都)
特別純米酒初しぼり
720ml/1365円
低農薬有機栽培の丹後山田錦を100%使用。特別純米酒でありながら、上立ち香は紛れもなく吟醸酒と同等の華やかさ。澄んだ口当たりで透明感のある飲み口ながら、じんわりと旨味とコクが口中に広がる。初心者と酒通の両方から賛辞を贈られそうな、飲みやすさと飲み応えを兼ね備えた酒。
ちなみに「香田(こうでん)」とは、天橋立の近くにある京都宮津市の蔵元・ハクレイ酒造が、山田錦の契約栽培を依頼している田んぼの小字名。仕込水は大江山連峰の丹後富士・由良岳中腹に流れる不動の滝から砂漉しにて取水した湧水を、約600mのパイプラインで運び使用しているとのこと。
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他人を見下す若者たち
速水敏彦
甘い自己認識、社会認識の結果として、「何をしてでも生きていける自信はある」ということになるのだが、高校生になるまで仕事らしい仕事を何もしたことのない人たちが「何をしてでも」という言葉を、どのように受けとめているのだろうか。(第四章「自己肯定感を求めて」より)
大学四年の秋になっても就職活動を始めていなかった私は、ある教授に「君は何がしたいのかな?」と問われ、「特にはないですが、どんな仕事でもそれなりにこなせる自信はありますから」と言い放ったことがあった。そんな小生意気な発言をとがめることもなく、教授はある小さな広告代理店を紹介して下さり、結局そこの社長と2時間面談し意気投合した結果、翌日からバイト、翌春から入社の運びとなった。私の企画&ライター人生は、わずか2時間の就職活動がきっかけである。
「仮想的有能感」が本書のキーワードとなっているが、イマどきの子らに限らず、誰でも若かりし頃は根拠のない自信に溢れているものだろう。ただ自分の能力に幻想を抱いて上ばかり見ることはあっても、本書のタイトルの様に、他人を見下すことはなかったように思う。
現在の社会では、若者だけでなく、大人も仮想的有能感を持つ人が少なくないことは、既に述べてきたとおりである。電車の中で肩がふれただけでチェッとつぶやく人たちは、「こいつめ、オレ様を誰だと思っているんだ」というような目をしている。おそらく、このような仮想的有能感は、多かれ少なかれ誰にも存在する。(第五章「人々の心に潜む仮想的有能感」より)
(2006/5/13更新)
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