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天明亀の尾(福島)
本生純米瓶囲い
720ml/1680円
蔵元・曙酒造の地元会津坂下町で低農薬契約栽培した“幻の米”亀の尾を、全量に用いて仕込んだ精米歩合55%の本生純米。数量限定の小仕込みで、限られた酒販店のみを対象に出荷されている。
亀の尾を使い始めて4年目を迎えた今年の酒は、香り控えめながらしっかりした米の旨みが感じられ、深みと奥行きのある味わいが楽しめる。適度な酸味が全体をやや辛口気味に引き締め、後味のバランスも良く、アルコール度16.8と重めの割には飲み飽きしない。ちなみに肴は太刀魚の塩焼きと貝紐の干物。
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コミュニケーション力
斎藤孝
これに対して対話的なセックスのスタイルの場合は、お互いにツボをわかり合い、回数を重ねるほどに質が高くなる。ピッチャーとキャッチャーでいえば、ピッチャーの球種をすべて知り尽くし特性をわかっていればいるほど、リードが上手くなるようなものだ。(第1章「コミュニケーション力とは」より)
「ていうか症候群」「人間ジュークボックス」「文脈力」「会話で迷子になる」「コメント力」「質問力」etc.、これらはすべて本書に出てきた著者自身による造語であるが、説明不要の的確な表現だ。「コミュニケーションは、響き合いである」「コミュニケーションの基本かつ奥義は、『沿いつつずらす』こと」というフレーズも、シンプルで奥が深い。くっつくのでも並ぶのでもない、「沿う」という心の距離感が当を得ている感じがする。使える表現が随所に満載の一冊。
使えると言えば「偏愛マップ・コミュニケーション」。白い紙に自分の好きなものを具体的に、適当に散らしてマップになるように書き、それを元に赤の他人同士が二人一組になり、いきなり「好きなこと」を巡って話をするという手法だが、単なる自己紹介より速く仲良くなれるのは確実だろう。ぜひ何かの折に試してみたい。
私がいつも不満に思っているのは、日本では否定的な意見を言う人がそれなりの評価を受けている、ということだ。人の作品をけなす、弱点を指摘する、アイディアの不備を指摘する、といったことが、意味あることであるかのように考えられている。(第3章「コミュニケーションの技法」より)
(2006/5/18更新)
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