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北鹿雪中貯蔵(秋田)
純米
720ml/1260円
ラベルの説明によると、「雪中貯蔵」とは文字通り十和田湖畔の雪の中にタンクを埋めて酒を貯蔵する方法で、外気温に左右されないで酒を±0℃に一定に保ち、安定した状態で熟成するのが目的とのこと。その未知数の味を紫外線から守るため、アルミ箔の遮光袋を採用している。
お味の方は、想像していた以上に旨味の乗った芳醇な純米酒。冷えた状態より常温に近づく程膨らみが増す。開栓早々は口当たりにほんの少しだけ尖った感じはあったが、日を置くとまろやかさが増し、ますます飲みやすい酒となった。 |
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世界一旨い日本酒
古川修
麹と酵母がちゃんと働き、完全発酵した酒は、周りの雑菌に冒されにくい。従って、常温で置いても、開栓して空気に触れさせても、劣化が少なく、味乗りが勝って美味しく熟成していくのである。(第一章「本当に旨い飲み方」より)
無濾過純米生原酒は冷蔵保存が必須、それも業務用の大型冷蔵庫でなければ上手く熟成させられないものと思い込んでいたが、本書を読んで考えが変わった。きちんと手間暇かけて造られた酒であれば、たとえ生であっても常温で保存することによって味乗りがし、格段に美味しくなる場合がある、というのが本書の説である。
そう言えば私自身、以前「飛露喜」の純米無濾過生原酒を思い付きと気紛れでぬる燗にした時、意外と旨くて驚いた記憶がある。また開栓後、日を置く程に旨味と膨らみを増す酒があることも幾度か体験している。それでもさすがに生酒を常温で保存しようとは思わなかったが、本書を読んでからは一度試す価値はあるかもなと考え始めている。少し勇気はいるが・・・。
口開けした翌日は、その前日よりも味乗りを感じる。もし酒がしっかりとした造りの純米無濾過生原酒であれば、三日目あたりで最高の味乗りになっているはずだ。日にちが経つにつれて、味がだらける酒も多いが、それは、しっかりとした造りをしていないためだ。(第七章「自宅での晩酌とお勧め銘柄」より)
(2006/6/10更新)
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