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雁木(山口)
純米無濾過生原酒
1800ml/2625円
明治24年の創業以来、地元では「錦乃誉」の銘柄でなじみ深い八百新酒造の新銘柄。「雁木」は、純米無濾過専用の戦略的な新銘柄として2000年から使われているが、元々の意味は原料米を水揚げする船着場の階段のある桟橋のことを指す。仕込み水は、蔵から50kmも離れた日本名水百選の一つ「寂地峡(じゃくちきょう)」の湧き水をわざわざ汲んで使用している。
当夜は、虎ノ門「鈴傳」の飾り気のない透明グラスに注がれて登場。ほんのり黄みがかった色合い、辛口のどっしりとした喉越しはいかにも通好み。後味の余韻も深く、「今夜は飲んだぞ〜」という実感が湧いてくる酒だ。
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電子メディアを飼いならす
飯田卓・原知章
テレビ・メディアの場合、私たちが何を見せられ、何を見せられなかったかは、じつは私たちが何を見たいと思っており、何を見たくないと思っているかの、かなり正直な写し絵であることを肝に銘じなければならないのである。(「海外情報型クイズ番組と人類学」より)
映像は、デジタル技術で巧妙に改竄されたものでない限り、カメラの前に横たわる「事実」を映し出してはいる。ただそれは、必ずしも「真実」とは限らない。テレビの世界では、映像はニュース番組を含め全てが「作品」であり、ファインダーから捨象された枠外の風景を思い描く事は至難の業だ。加えて、BGMやナレーションのトーン一つで、同じ映像でも全く異なった印象を与えられるし、ある意図の下で恣意的に編集された映像は、時間軸や登場人物の人間関係をいとも簡単に誤認させることができる。無論それは「放送に耐えうる作品として成立させるため」にプロの技が最大限駆使された努力の成果でもあるが、リニア編集技術の発達によって誰もが手軽に映像作品を創り出せる昨今、電子メディアに“飼いならされて”来た受け手の立場ってのは本当に危ういもんだなあとつくづく思う。
映像の強みは写っているものが事実だと思い込ませることができることです。文字で書かれたものは事実かどうか判然としません・・・(中略)・・・でも映像に写っていれば逃げも隠れもできません。写っていること自体が事実なのです。
しかし、わたしには映像のワンカットは、象形文字のように思えます。(「テレビ・ドキュメンタリーの制作現場から」より)
(2006/7/13更新)
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