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福の友(秋田)
亀の尾で造った純米吟醸酒/しぼりたて生
720ml/1500円
秋田県は仙北平野産「亀の尾」100%の純米吟醸。蔵元の福乃友酒造は大正2年創業で、主に無濾過の純米吟醸を中心とした酒造りを行っている。とにかく濃厚な米の香りと味わいが口の中に広がる。アルコール分も17〜18度と高く、かなりしっかりとコシのある辛口で飲みごたえあり。しぼりたてならではのピリピリ感も心地良い。
肴は馬刺といかの塩辛のホイル焼き。
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社会学入門−人間と社会の未来
見田宗介
けれでも重要なことは、「領域横断的」であるということではないのです。「越境する知」ということは結果であって、目的とすることではありません。何の結果であるかというと、自分にとってほんとうに大切な問題に、どこまでも誠実である、という態度の結果なのです。(序「越境する知」より)
「社会学入門」とは名ばかり。内容は入門書の範疇を超え、特に最終章は門外漢には理解できない話題が延々続く。こんなレベルの高い内容の本に「入門」なんて付けてほしくないなあ。自分がバカに思えてしまうから。
ただし前半部には、分かりやすくて興味深い話が幾つも紹介されている。その一つがメキシコのインディオの「死者の日」。懐かしいと思う死者達をしのんで飲み食いする「お盆」の様な風習だが、面白いのはごちそうを「招きたい死者達」の数よりも必ず一人分多く作っておくところ。どの生者にも招かれない孤独な死者達のためだそうだ。メキシコでは友人を二人誘うと、その友達やフィアンセを連れて四人で来たりするので、そうした社会感覚が死者のための祭りにも投影されているのだろう。
生活の合理化・近代化という視点から見れば“余分な一人分”ではあるが、人生の大切な“何か”は、そうした余分さの中にあるように思えてならない。
社会の「近代化」ということの中で、人間は、実に多くのものを獲得し、また、実に多くのものを失いました。獲得したものは、計算できるもの、目に見えるもの、言葉によって明確に表現できるものが多い。しかし喪失したものは、計算できないもの、目に見えないもの、言葉によって表現することのできないものが多い。(1「鏡の中の現代社会」より)
(2006/10/11更新)
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