酒本舗

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一月の酒と本(一)

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よかわ

よかわ(兵庫)
純米大吟醸
720ml/5000円


兵庫県三木市吉川町は、昼夜の寒暖の差が激しいことから、酒造好適米の王者・山田錦の名産地として全国に知られている。その吉川町の中でも特に品質の優れた特A地区産山田錦で醸したのが、三木の特産品として限定販売されている、市役所経済部農業振興課+菊正宗による純米大吟醸「よかわ」。
グラスに注ぐとほんのりとした吟醸香が漂い、一口含むとどっしりと幅のある中辛口の味わいが広がる。独特の風格を持つ媚びない酒。

パンドラのメディア

パンドラのメディア
稲増龍夫

新時代の受け手たちは、メディアに対するホットな思い入れとクールな相対化のまなざしを同時に持った存在であり、「送り手」の手の内を読んで「虚構」を「虚構」として楽しむという、いわば「遊びのための遊び」あるいは「自己目的化された遊び」を楽しむことができるようになったのだが、それがフィードバックする形で、番組のあり方も変わっていったのである。(第5章「テレビの解体」より)

子供の頃の大晦日と言えば、TVを付けっぱなしにして「輝け!日本レコード大賞」「紅白歌合戦」、全民放共通の「ゆく年くる年」を見ながら年越しをしていた。三が日の間も、(特にビデオデッキがまだなかった頃は)TV欄を見ながらどの特番にするか真剣に頭を悩ませつつ、「スターかくし芸大会」などの定番を家族で楽しんだものだった。自分の周囲も含めてTVを肴にまったり過ごす事が、昭和後期のごく一般的な年末年始の光景だったように思う。
ネットもケータイもHDレコーダーもゲーム機もない、ただTVだけが家庭内娯楽の中心だったあの頃。今にして思えば選択肢がないというのも、意外にシンプルで快適だったのかも知れない。

これは、言ってみればメディアにおける「自己責任」であり、ある面での苦痛を伴うものの、言いたい放題で何の責任も果たさない「怠惰な受け手」との決別を意味するのである。この様に、インターネットが「受け手の自立」を支援するとしたら、それは明らかに「メディアの進化」と言って過言ではない。(第5章「テレビの解体」より)

(2007/1/4更新)

 
 
   

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