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梅見月(岡山)
純米生原酒
720ml/1155円
瀬戸内海の海辺の小さな町・寄島町にある渚の蔵・嘉美心(かみこころ)酒造による、期間限定の純米生原酒うすにごりタイプ。蓋にガス抜きのための穴が開いている。「梅見月」は陰暦2月の別名。約一年寝かされた平成18年3月製のものを購入した。米の香りが豊かな甘口タイプ(日本酒度-21)で、ほんのり白桃のような風味と微かな苦味が余韻となって残る。
瓶に「大浦神社祈願」の表示が貼られているが、「家内安全」の祈願がされているとのこと。
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梶原一騎伝 斎藤貴男
主人公のイメージは子母沢寛が『父子鷹』で描いたところの勝麟太郎(後の海舟)をタテ軸に、ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』をヨコ軸とする。彼は常に悲運を背負い、何度となく傷つくが、決して闘うことをやめない・・・(中略)・・・野球はあくまでも手段であって、目的ではない。描くべきは「男の人生」なのだ。
名作『巨人の星』が、梶原一騎の中で胎動を始めていた。(第一章「スポ根伝説〜栄光の時代」より)
今の30代後半〜50代の、特に男性で、梶原一騎原作による劇画の影響を全く受けなかったという人はいないだろう。私自身も「巨人の星」のTV放映がきっかけで野球を始め、一徹・飛雄馬親子の気分になりきって毎日親父とキャッチボールをしたもんだった。そのほか「あしたのジョー」「タイガーマスク」「空手バカ一代」「愛と誠」「柔道一直線」「赤き血のイレブン」「侍ジャイアンツ」etc...。当時の少年たちの生き方・考え方に与えた影響力だけで言うなら、間違いなく手塚治虫以上の存在感があった。
晩年の数々のスキャンダルによってマスコミから抹殺に近い扱いを受け、作品の評価自体も不当に貶められていた感があるが、没後20年を迎えた今も、個人的な思いとして上記の作品たちが放つ輝きは永遠に失せることはない。そして本書にはこうした不滅の作品群を生み出した男の、太く短く、豪快かつ哀しい生き様が、“ゴッドハンド”大山倍達をはじめ身近な第三者への綿密な取材を通じて丁寧に描かれている。
梶原一騎の作品を通して読むと、それらの主人公たちは例外なく作者である彼自身の投影された姿であることがわかる。創作する者は多かれ少なかれそうした傾向はあるものだが、梶原の場合は他の誰よりも顕著だった。
「中でも、ジョーは最もよく兄貴自身が投影されたキャラクターだった」
と、真樹日佐夫は言う。(第四章「あしたのジョー」より)
(2007/2/15更新)
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