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湯島天満宮(東京)
本醸造
300ml/500円
出張帰りの週末、折良く湯島天神で年に一度の「梅まつり」が催されていると知り足を運んだ。暖冬のせいか2月半ばにして多くが満開である。生演奏の琵琶の音に耳を傾け、無料の梅昆布茶で喉を潤し、出店のきりたんぽを頬張りながら、紅白に咲き誇る梅の花をぶらぶらと見物。帰り際、観梅記念として境内の売店でこの土産酒「湯島天満宮」を購入した。造りはなぜか新潟の蔵元「金升酒造」で、ラベルに酒質の記載はないが、アル添で300ml500円(720mlが1000円)という価格から本醸造と踏んだ。あっさりとしたクセのない淡麗辛口。
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三国志の英傑たち 北方謙三
『三国志』を書き始めるとき、ぼくも頭の中には『男と男の出会い」を書くということしかなかった。たとえば劉備と曹操、呂布との間の苛烈な殺し合いですら、出会いというものの一つの形。そう考えると、この物語は第一に男と男の出会いの、そしてその結果としての滅びの物語だからである。(1章「劉備・関羽・張飛ーー男の出会いとは」より)
北方謙三の「三国志」を読んだのは2003年の9月。とにかく登場人物の大半が英雄然として“濃い”奴ばかりなので、読んでいて少々息が詰まるような感覚もあったが、そのぶんかなり異質な三国志ワールドとして深く印象に残っている。
本書はNHK教育TVで2004年2〜3月にオンエアされたNHK人間講座「三国志の英傑たち」のテキストを文庫化したもの。“北方版三国志”の創作スタンスや歴史観、人物造型の意図などが詳しく述べられており、ああこの人は三国志そのものが書きたかった訳じゃなく、「男の出会いと死」をドラマティックに描く物語世界として三国志を選んだのだな・・・ということがよく分かった。
小説を読まなくても死にはしないが、人には小説を読んでよかったなと思える瞬間が必ずある。人が生きる、そのことの意味をきちんと捉え、描写した小説との出会いというのも、その瞬間の一つではないだろうか。ぼくは『三国志』を書きながら、精一杯生きようとした人物の姿をきちんと描く、そのことばかり考えていた。(8章「その後の三国志ーー四つのキーワード」より)
(2007/2/19更新)
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