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備中国倉敷(岡山)
辛口純米吟醸酒
720ml/2000円
倉敷の美観地区で約80年以上酒販店を経営している「土手森」の企画商品。造りは「燦然」「櫻冠」等の蔵元・菊池酒造によるもの。山田錦を55%精米し、クラシック音楽を聴かせながら低温でゆっくり発酵させた純米吟醸酒である。
以前丹波篠山の鳳鳴酒造でも、大桶(タンク)の外側にスピーカーを直に貼り付けクラシック音楽を流している光景を見学したことがあったが、広い音域から生じる微妙な低音振動が酒の分子に作用し、飲み口をまろやかにしてくれるとか。実際この「備中国」も口当たりがまろやかで、後味もすっきりして飲み飽きない。冷やしすぎず、常温よりやや冷たい位がちょうど味に膨らみが出て、飲む程に旨さが口中に広がる。
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間合い上手 大野木裕明
「間合い」とは、良好な対人的関係を保つために豊富な行動のレパートリー・メニューの中から、適切な言語的・非言語的行動を選び出して臨機応変に対応することである。この「間合い」には、時間的「間合い」、距離的「間合い」、心理的「間合い」の三つの側面があって、それらは相互に関与し合っている。(第一章「三つの『間合い』で対人関係を読み解く」より)
ケータイを主とした電子メールの普遍化によって、物理的に離れていても心理的「間合い」を保ち続けることが可能になった。相手によっては、直接会うよりメールの方が互いに深く踏み込んで語り合える、という場合は多々あるし、ほぼリアルタイムでやりとりできるため、やりとりの最中、ディスプレイの向こう側に相手の口調や息づかいを感じ取れることも少なくない。自分自身を顧みても、今やメールのない暮らしやビジネスを想定するのは、不可能ではないものの相当困難だろう。
ただ暮らしの中でメールの存在感が増すにつれ、「メールとの間合い」の取り方に疲れを感じ始めたのも事実。特に仕事に追われている最中や心理的に不調の時は、良からぬ知らせや自分をへこませる文面が届くのではないかと、重い気持ちでメール確認をしている。そんな時は素直に、メールがなかった“不便な”頃をつい懐かしく思い出すのである。
子どもや夫(父)や妻(母)がバラバラにケータイで外部と連絡を取り合うとはどういうことか。それは、家庭という体験的「間合い」により構成された生活共同体が、外部からの目に見えない侵入によってお互いに把握できなくなることである。もはや体験的空間による「間合い」ではなく、メディア空間による「間合い」が生活の基盤になっているからである。(第二章「『間合い』の混乱」より)
(2007/2/26更新)
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