酒本舗

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四月の酒と本(六)

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開華

開華(栃木)
山廃純米吟醸ひやおろし
720ml/1312円


山廃ならではのほのかな乳酸菌の風味と膨らみのある香りが特徴。口当たりはすっきり、それでいてコクのある力強い味わい。後味にやや苦味が残るが、濃醇な旨みを持つフルボディタイプのひやおろし。原料米は五百万石(麹米)と美山錦(掛米)。
栃木県佐野市にある蔵元の第一酒造は、創業延宝元年(1673年)と、約330年余りの歴史を持つ県内最古の蔵元。平成10年からは県内で初めて全商品特定名称酒に移行しており、全国新酒鑑評会において20年で11回の金賞を受賞するなど技術力の高さには定評がある。

新聞記者という仕事

新聞記者という仕事
柴田鉄治

ジャーナリズムの原点は、権力に対するチェック機能であること。「言論の自由」とは権力者に耳の痛いことが言える自由という意味であること。ジャーナリズムは、大勢とは違う少数者の意見を大事にすべきこと。(第一章「新聞の輝き」より)

朝日新聞で論説委員、社会部長、出版局長等を歴任した著者が、「日本の新聞はいま、戦後最大の危機に直面している」との認識の元、「ジャーナリスト精神」の衰退を嘆きつつ、「新聞よ、死ぬな」と警鐘を鳴らしている書。自ら関わった「南極観測」の思い出に始まり、「ロッキード事件」「リクルート事件」といった歴史に残る調査報道の事例、朝日vs.読売の「憲法対決」などを踏まえつつ、近年の新聞ジャーナリズムの歩みが平易な文章で簡潔に把握できる。
中でも「ジャーナリズムは個が支える」=ジャーナリズムの最後の拠り所は個々の記者の「志」に帰着するという強い信念の下、「ジャーナリズムとは優れたスター記者が道を切り開いていく世界なのだ」と敢えて言い切っている点が、自らの職業に対する矜持を感じさせて小気味よい。そうそう、内側からの「使命感」や「志」に突き動かされてこそジャーナリストだよなあ〜と、ジャーナリストでもないくせにエラく共感してしまった。

モノが燃えるには、燃料と酸素と発火点以上の温度が必要であり、これを燃焼の三要素という。社会が燃え上がるにも、燃料(具体的な事実)と酸素(人々の関心)と発火点以上の温度(新聞の報道)が必要なのだ。(第一章「新聞の輝き」より)

(2007/4/21更新)

 
 
   

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