酒本舗

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五月の酒と本(三)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
葛城

葛城(奈良)
純米古酒
1800ml/2400円


京都の酒屋「ココストアまるやす」が、長期熟成酒(古酒)造りで有名な奈良・葛城酒造の協力を得て、5年間貯蔵タンクで熟成させた純米原酒を濾過せず瓶詰めしたオリジナル商品。備前雄町を58%精白し、地下100mから汲み上げる葛城山系の伏流水を用いて、但馬杜氏が丹念に仕込んでいる。元々は「百楽門」の酒銘で古酒好きに広く知られた蔵元で、季節商品以外はほとんど低温(0〜5℃)で一年貯蔵したものだけ出荷している。グラスに注ぐと濃厚な琥珀色で、風格のある熟成香が立ち上る。飲み口はまろやかな中にコクがあり。甘味と酸味が程良く調和した深い味わい。思ったよりクセが少なく料理にも合わせやすかった。

対論・日本のマスメディアと私たち

対論・日本のマスメディアと私たち
野田正彰・浅野健一

野田 本来、教育だとかジャーナリズムに携わる人は日々、社会認識が深くなっていかなければならないのに、その世界に長くいればいるほど、表層的になって、意味不明な人間になっていくというのは情けないことです。(第一章「新しいジャーナリズムを創るために」より)

「JR福知山線脱線事故」「北朝鮮拉致問題」「附属池田小事件」「イラク日本人拘束事件」等近年に起きた事件を具体例に挙げながら、マスメディアが内包する構造的弊害について、それぞれ精神科医と元共同通信記者の肩書きを持つ二人の論客(現大学教授)が分析。戦争にまつわるメディアの歴史や新聞記者の労働環境にも触れつつ、主に報道被害の問題に光を当てている。
例えばイラクで人質になった三人に対し、国内メディアのほとんどは大なり小なり政府の「自己責任論」に与した感があるが、海外メディアから見ると彼らへのバッシングぶりは相当異様に映ったという。確かに近頃は有名人・無名人に関わらず、“池に落ちた犬は叩け”的な風潮で煽られているなと感じる事件は少なくない。単に分かりやすいとか歯切れが良いというだけで、正論らしき強者の論理だけがまかり通る世の中って、結構危険な匂いがする。

浅野 別に広告主からの圧力とか、権力からの圧力とか、書いたら警察に捕まるということは全くないはずなのに、自己検閲、セルフセンサーシップ、悪い意味での自主規制が行われている。これはマスコミ幹部の責任がすごく大きいと思います。自分を大事にする世代の若い記者たちが、この状況をうまく変えて欲しいなと思います。(第一章「新しいジャーナリズムを創るために」より)

(2007/5/5
更新)

 
 
   

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