酒本舗

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五月の酒と本(六)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
大治郎

大治郎(滋賀)
純米本生うすにごり
1800ml/2310円


「大治郎」は滋賀県東近江の畑酒造が、主銘柄「喜量能(きりょうよし)」とは別に平成11年から立ち上げた無濾過生原酒用の銘柄。今回飲んだ純米本生うすにごりは、1月中旬に搾った新酒を、おり絡みの状態で瓶詰めした季節限定品である。旨味も酸もあって濃厚な味だが、おりが酒の渋みを柔らかく包んでいるためうまくバランスが取れている。
飲んだのは川崎駅の程近く、一見さんで入った小洒落た立ち飲み屋「ちょいのみてい」。気さくな美人姉妹がバイトで入っていてイイ雰囲気。東京か大阪だったら足繁く通うのだが・・・。

報道不信の構造/ジャーナリズムの条件2

報道不信の構造
ジャーナリズムの条件2

徳山喜雄(責任編集)

もともとジャーナリストとは、場合によれば危険を覚悟しなければならない職業だ。警察官や消防士と同じである。暴漢を前に危険だからといって警察官が逃げ出し、火が次々と住宅に燃え広がっているなかで危険だからといって消防士が逃げ出したら、世の中の治安や安全はどうなるのか。ジャーナリストが危険だからといって歴史的な現場から逃げ出したら、民主主義はどうなるのか。(総論・徳山喜雄「公共性をめぐる倫理」より)

「本来市民の側に立っているはずのジャーナリズムが市民から指弾されるのはなぜなのか」という問題提起の下、様々なメディア・立場に身を置くジャーナリストたちが報道不信の原因と課題点をえぐり出し、克服への道を探るというのがこの第2巻のテーマである。
その象徴が、池田市児童殺傷事件の犠牲者の葬儀会場で、「遺族の意思」により会場に警官が張り付き、報道関係者が締め出されたという事実。本来なら「権力対マスコミ・市民」という構図であるはずが、被害者の家族(=市民)はメディアから身を守るため警察権力を頼り、またそれが当たり前の市民感覚となりつつある。事件の被害者であることに加え、報道被害によってプライバシーを晒され二重の苦しみを味わうことへの怖れから、市民にとってマスコミは権力以上に警戒すべき対象となったのかも知れない。

「新聞記者」は職業の名称だが、「ジャーナリスト」は記者の在り方だと思っている。・・・(中略)・・・発表文にちょいと手を加え記事に仕立てても記者は務まるが、ジャーナリストとはいえないだろう。取材を重ね、考え、自分なりの問題提起を記事にする、その不断のプロセスがジャーナリストを作る。(山田厚史「経済報道をわかりやすく」より)

(2007/5/11更新)

 
 
   

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