酒本舗

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五月の酒と本(八)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
穀良都

穀良都(福岡)
山廃純米・無濾過生
1800ml/2625円


「穀良都(こくりょうみやこ)」とは、戦前まで山口や福岡で盛んに栽培されていた酒米の名前であり、今回飲んだのはその幻の米を復刻醸造した無濾過の生酒。ほのかな甘い香りと爽やかな酸味が程良く調和した、山廃純米のイメージを覆すすっきりと繊細な味わいを特徴とする。
蔵元は「三井の寿(みいのことぶき)」「美田」で知られる井上合名会社。蔵沿いに流れる小石原川の伏流水を仕込み水に、本醸造から吟醸造りで行っている吟醸蔵元である。

ジャーナリズムの可能性/ジャーナリズムの条件4

ジャーナリズムの可能性
ジャーナリズムの条件4

野中章弘(責任編集)

ジャーナリズムは恋に似ている。伝えたくて伝えたくて仕方のないこの気持ち。世界の片隅でこんなにも理不尽な仕打ちを受けている人びとの苦悩と困難、怒りとかなしみ、それに打ち勝とうと挑戦していく人間の勇気と行動を、自分の愛する人に伝えたい。そんな誰もが持っている動機こそ、ジャーナリズムの原点だと私は思っている。(本田雅和「市民のための新聞へ」より)

いろいろな意味でマスメディアが閉塞状況にある今日、果たして既存メディアの再生は可能なのか、インターネットの新聞・放送,そしてビデオ・ジャーナリズムに現状を打破する力はあるのか.また大学等の場でジャーナリスト教育がいかに成されるべきかを、それぞれの現場から問題提起したのがこのシリーズ最終巻である。
一回の報道で数百万人単位の受け手に影響を及ぼせる既存メディアに対し、本書で紹介されている様なネット新聞・ネット放送が持つ個々の力はいかにも脆弱だ。ただその反面、彼らはネット空間上で一人ひとりの受け手とダイレクトに繋がり、国境を越えて拡張することができる。人々の価値観の多様化が進んでいく中で、新たな可能性を秘めたジャーナリズムの地平が、ここには確かに広がっているように思う。

「現場に神宿る」が新聞ジャーナリズムの基本であり、出発点だ。「魔法の情報箱」にも見えるパソコン、インターネット時代になればなるほど、記者が足と労を惜しまずにコツコツと現場を歩き、見て、聞いて、鮮度の高い事実、いわゆる「ナマもの」をつかむことの大切さがますます増している。そして、色も、音も、匂いも、形も、具体的に伝わるような言葉を編み出し、紡いで紙面に刻む。(新妻義輔「足で取材する現場記者の養成へ」より)

(2007/5/14更新)

 
 
   

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