酒本舗

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九月の酒と本(五)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
桃川

桃川(青森)
にごり酒
200ml/210円


暑い日が多かったこの夏、清酒に飲み飽きると、口当たりが良く乳酸菌飲料っぽい「にごり」で締める日が多かった。そんな時は東京のコンビニで出現率が高い「桃川」。甘味・酸味とも控えめで、にごりの割にはさらりと飲みやすい。ただアルコールの回りが早いせいか、こいつを飲むと「気づいたら寝てしまってた率」が高まるので要注意。
蔵元の「桃川」は江戸末期創業で、本格的に酒造りを始めたのは明治22年。創業当時は百石川(奥入瀬川の通称)の水を使用していたことから、「百(もも)」を果物の桃に代え「桃川」と名付けたそうな。

神話の法則

神話の法則 ライターズ・ジャーニー
クリストファー・ボグラー著

ヒーロー(英雄)、メンター(賢者)、シェイプシフター(変化する者)、シャドウ(影/悪者)のように、神話の世界で繰り返し登場するキャラクターは、私たちの家や妄想の中に繰り返し現れる人物と同じである。したがって、神話や神話のモデルに基づいて作られたほとんどのストーリーには、心理学的な真実がある。(第1章「マッピング・ザ・ジャーニー」より)

ハリウッド映画のストーリーの多くが、神話を下敷きにプロットを構築しているのは有名な話。現在20世紀フォックスでストーリー・エグゼクティブ(開発担当役員)として活躍中の著者は、そうしたストーリー開発の代表的な存在である。そして本書で著者は、物語の基本構造を「全三幕12ステージ」に分解、個々のステージについて丁寧に解説しながら、多くの人を引き付ける「神話の法則」を明らかにしている。その12ステージをここへノート代わりにメモっておくことにしよう:
[第一幕](1)日常の世界(2)冒険への誘い(3)冒険への拒絶(4)賢者との出会い(5)第一関門突破→[第二幕](6)試練・仲間・敵対者(7)最も危険な場所への接近(8)最大の試練(9)報酬→[第三幕](10)帰路(11)復活(12)宝を持っての帰還
「インディージョーンズ」「E.T.」「スターウォーズ」辺りを思い描きながら読むと、法則の趣旨はよく判る。

私たちライターは、シャーマンの持つ神のような力を担っている。私たちは他の世界に旅をするというだけでなく、宇宙と時間から神秘的な力を生み出す。シナリオを書くとき、本当に自分のイメージする世界へ旅している。真剣に何かを書こうとしたライターなら誰でも、この旅をするために孤独と集中力が必要であることを知っている。私たちは、ライターの語るストーリーによって、実際に他の時代や場所に旅をしているのだ。(「エピローグ」より)

(2007/9/20更新)

 
 
   

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