| 「視聴率の怪物」プロデューサーの現場発想力
王東順/品川裕香(取材・構成)
「なにをつくりたいのか」。
「なにを表現したいのか」。
その核が決まっていれば、それをスピーディーにズバッと先にやればいい。
ポイントは、企画の核であって、メリット・デメリットなどを考え抜いて企画を通すことは、王道からはずれている。(44「メリット/デメリットよりも大事なこと」より)
フジテレビ在籍中に「クイズ!ドレミファドン」「なるほど!ザ・ワールド」「クイズ年の差なんて」「新春かくし芸大会」「FNS2時間テレビ」「スターどっきり(秘)報告」等をプロデュース。2000本以上のテレビ番組を手がけ、“視聴率の怪物”と呼ばれた名プロデューサーが、企画の王道について語りおろした本。実は昔から人気番組のエンディングで「王東順」の名前を目にするたび、自分と同じ中国籍では?と気になる存在だった。数々のヒット番組が生まれたきっかけや裏話、アイデアの素がわかりやすくまとめられており、大いに勉強になる一冊。
結局企画マンにとって大切なことは、「粘り強く考え続け、あらゆることに興味を持ち、思い付きはこまめに書きとめ、そして諦めない」ということか。
『なるほど!ザ・ワールド』では、カメラマンは必ずリポーターの背中越しに映像を撮る。こうすると、画面の映像はまさに視聴者の目線と同じになる。
従来は、カメラが先に行って、正面からリポーターを撮影する迎えショットが主流だったのだが、極力これを避けることにした。・・・(中略)・・・リアリティを極めることこそ、企画を極める王道なのである。(49「リアリティこそが最大の武器だ」より)
(2007/10/5更新)
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