| 広告でいちばん大切なこと
クロード・C・ホプキンス
競争に勝つために自分たちがどんな努力を払っているのかを伝えよう。あたりまえすぎて他社が伝える価値はないと思っている事柄や特徴を伝えよう。そうすれば、消費者はそうした美点をその商品と結びつけて考えるようになる。他社が後から同じことを主張しても、それは先行した企業の宣伝となるだけだ。(第7章「医薬品広告」より)
ちょうど80年前に刊行された、広告業界人にとっての古典的テキスト。著者はテストマーケティングやクーポン、コピーリサーチ等、今日では当たり前の様に用いられている広告・販促手法を最初に編み出したマーケティングのパイオニアである。
紹介されている成功事例はクーポンによるものが多く、今日では広告というより販促手法の範疇に入る内容がほとんど。時代背景や経済状況も異なるため、そのまま現代に即役立つ内容では決してない。ただ、クーポンの配布を通じて売り手側が“否応なく参加せざるを得ない”状況を創り出し、その上で潜在顧客の行動を引き出すという基本戦略の骨組みは、今日でも十分に応用が利くのではないかと思った。
広告人であれ誰であれ、人間は自分の信条を曲げるべきではない。金のために妥協したとたん、その人は敗者となる。一般的な意味での成功は手に入るかも知れない。しかし専門家として、あるいは自分の職業や天職に誇りを持ち、さらなる高みを目指す者としての成功は遠のく。(第11章「タイヤ広告」より)
(2007/11/4更新)
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