酒本舗

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十一月の酒と本(七)

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やたがらす

やたがらす(奈良)
たる樽・純米酒
720ml/1050円


「やたがらす」はサッカー日本代表の胸のエンブレムにもなっている三本足のカラスのこと。その昔、神の使いとして守り神と崇められたそうだ。さてソースの名前の様なこの「たる樽」であるが、口当たりまろやかで樽香も思いのほか上品な、すっきりとした辛口の純米樽酒。蔵元は奈良・吉野で明治元年より酒造りを営む北岡本店。会社の仲間Hさんからのありがた〜いプレゼント。

アグネス・ラムのいた時代

アグネス・ラムのいた時代
長友健二+長田美穂

愛されたのは憧れのハワイにいるアグネス。演技力や歌声じゃなくて、イメージの世界にいる姿。まさにピンナップガール、今でいうグラビアタレントそのものだったんだ。今、かわいい笑顔と豊満な体の水着アイドルを表紙にしたマンガ雑誌があふれてるけど、アグネスは、そういうものの原典なんだね。(Chapter1「アグネス旋風が日本を席巻したころ」より)

「アグネス・ラムのいた時代」というタイトルに象徴される70〜80年代は、まさにアイドルという言葉が、真に人々の偶像として目映い輝きを放っていた時代だった。正統派アイドルの系譜として、天地真理、キャンディーズ、ピンクレディ、山口百恵、そして松田聖子が時代のシンボル的存在として君臨したが、その一方で今で言うグラビアアイドルの元祖として男性の心をわしづかみにしたのが、アグネス・ラムだった。今日ではリア・ディゾンが「アグネス・ラムの再来」と騒がれているが、一般への浸透度や衝撃度の違いは比べものにならない。でも本書によるとアグネスの素顔は「ハワイ大好き、芸能人としての成功なんてまるで興味のない、おとなしい娘なんだ」そうな。そう言えば10年程前、双子の普通のお母さんとして車のCMに出てたっけ。
ちなみに高校時代に付き合っていた彼女のことを、何人かの友達が「アグネス・ラムに似てるなあ」と言ってくれて、内心喜んでいた。アーモンド型の瞳で、ロングヘアーで、胸が大きくて・・・(懐)。

「小首をかしげてみて」「うれしそうな顔してみて」
ダボッとしたシャツ一枚にして、部屋にいる妹のような雰囲気にしたり、キャンドルを使ってクリスマスの天使のような演出をしたり。指示を出し、ファインダーをのぞく。そのたびに息をのんだ。男なら抱きしめたくなるよ。なんてかわいい顔をするんだ、この子は。驚愕した。・・・(中略)・・・ありがとうございました、とペコリと頭を下げて帰っていった彼女は、松田聖子という名だった。
(Chapter5「フォークソング、キャンディーズ、そして八〇年代へ」より)


(2007/11/26更新)

 
 
   

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