酒本舗

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十二月の酒と本(九)

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美燗酒

美燗酒(岡山)
特選高精白本醸造
720ml/1034円


「櫻室町」でおなじみ、岡山県赤磐市の室町酒造が醸した燗向きの高精白本醸造。備前雄町米を63%精米し、名水百選「雄町の冷泉」で仕込んでいる。「45度にした燗がうまい!」と赤い荷札がわざわざ付けてある。高島屋新宿店にて購入。ちょうどホテルに電磁調理器があったので、湯煎で燗を付けて頂く。最初の口当たりはほのかに甘味が感じられ、その後じんわりと旨味が口の中に広がる。膨らみがある割に喉越しは意外に軽く、後味に心地よい余韻が残るので飲み飽きない。その名の通り燗向きの旨酒だが、常温でも悪くない。コストパフォーマンス的にも結構納得感のある酒。肴はデパ地下のしめ鯖、肉じゃが他。

「科学的」って何だ!

「科学的」って何だ!
松井孝典/南伸坊

松井 だから、あるとき物理的にいなくなったといっても、内部モデルまでは抹消されない。するとそれは、今言ったような意味では、生きていることなんですよね。
 ああ、はい。
松井 死に関連していろいろ宗教的な行事があるのは、結局、近親者や親しい友人が故人に関しての内部モデル(メモリー)を消さないためにやっているようなことだと思えばいいのではないでしょうか。
(第一章「未来はなぜわかるわけがないのか?」より)


冒頭でいきなり血液型性格判断を一刀両断し、スピリチュアルブームを一種の宗教と定義づけ、タイムマシンやUFOがあり得ない理由を明確化し、ヨガや瞑想を「現世でのやる気」を奪う格差社会のシステムと喝破する。さらには宇宙に果てがあるのか、人間の欲望がなぜ尽きないのか、研究するとはどういうことか等々、文系人間が“科学的に”、手っ取り早く理論武装するにはもってこいの平易な対談集。
なおこの本とは直接関係ないが、先日あるバラエティ番組に元F1レーサーの片山右京氏が登場。時速360kmで直線を走った時、「音速を超えると、エンジン音が追いついて来れないので周りが静かになる」と語ったのを聞き、へぇ〜と驚いた後、そりゃそうだよなあと納得した。科学的に説明されるより、実体験としてリアルに語られると、妙に納得感があるものだ。

松井 科学者ならふつう、「科学的」などとは言わずに理屈を言うものですよ。「こういうことでこうだから、こうだ」と説明するのを、単に「科学的だ」というようなことを言っている人のことは信用しないほうがいい。
 これはすごくわかりやすいお答えですね(笑)。
(第三章「日本はなぜ不合理がまかり通る社会になったのか?」より)


(2007/12/26更新)

 
 
   

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