酒本舗

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一月の酒と本(六)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
奥播磨

奥播磨(兵庫)
純米吟醸・芳醇超辛
1800ml/3045円


長期にわたる酷い下痢で飲酒と食事制限をくらっていた友人がこの度回復。三宮の小料理店「藤さき」で久方ぶりに飲む。料理の美味さも手伝ってか、日頃は日本酒など全く口にしない友人が珍しくこの「芳醇超辛」を何杯も口に運んでは、これなら日本酒も悪くないとのたまった。どっしりとした深い旨味とコクを含みながらも、後味が良くクセのない飲み口が、一家言ある白ワイン党の口に合ったのだろうか。
肴は卯の花、酒盗のクリームチーズ和え、小海老の唐揚げ、造り盛(鰤・よこわ・平目・エンガワ・蛸・烏賊)、鮪剥き身、ポテトサラダ、炒り銀杏。

社会と人間関係の心理学

社会と人間関係の心理学
松井豊・上瀬由美子

心理学では、多くの人にあてはまるような一般的な性格記述が自分だけにあてはまる正確な記述であると受け止めてしまう現象が知られており、この現象をバーナム効果(Barnum effect)と呼ぶ。占い師が発する蓋然性の高い情報は、バーナム効果を引き起こし、客に「当たった」と思わせるのである。(1-3「占いが当たる理由」より)

占い師がでたらめなご託宣を並べたとしても、確率論的に的中率は決して0%ではない。なぜなら、一定の比率でまぐれ当たりがあるからだ。ただ人はえてして、占いの場面でまぐれ当たりを計算に入れないため、その心理的ギャップのおかげで、占いが僅かでも当てはまるとつい「当たってる〜」と感じてしまう。ましてやここに引用した「バーナム効果」「自己充足予言」等の心理的要素が加わると、占いの信憑性はいやが上にも高まる。
そもそも冷静に考えると、世の全ての「O型で射手座の土星人」が、私と同じ性格を持ち、同じ様な人生を歩んでいるはずもない。でも六星占術の本に「土星人は『心の世界』の住人で理想が高く、清潔な性格で正義感にあふれ、実利より名誉を重んじる」とあったり、「射手座は自由を愛する心が12星座で一番強く、独立心が強く行動力も活発。内面に豊かな感受性やデリケートさを兼ね備える」な〜んて理想の自己像をくすぐる記述を読むと、つい自分をそこに適合させたくなり、結果的に「土星人的」「射手座的」性格が身に付いてしまうのだろう。まあそうした観点から見れば、ある特定の占いがポピュラーになればなる程、そこに「当てはまってしまう自分」が増えるのは当然かも知れない。

心理学では、人から自分に関する将来の情報(予言)や他者に関する情報を与えられると、無意識のうちにその予言や情報にあった行動をとるようになり、結果として予言された(情報にあった)状況を現実に作ってしまう現象がみられる。この現象を自己充足予言(self-fulfilling prophecy,自己成就予言や予言の自己充足傾向とも訳される)と呼ぶ。
自己充足予言は、占いが「当たる」理由をもっともよく説明する現象である。
(1-3「占いが当たる理由」より)


(2008/1/16更新)

 
 
   

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