酒本舗

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三月の酒と本(三)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
森

(香川)
純米
720ml/1200円


阪急六甲のOASISで購入。オリーブや醤油の産地として、また「二十四の瞳」の舞台と知られる瀬戸内海・小豆島の地酒。苗から育てた地元の“瀬戸黄金米”(オオセト)と星ヶ城山の湧き水で醸した、日本酒度+2、精米歩合60%の純米酒。島の地酒というイメージとは異なるバランスの取れたスッキリ系の中辛口で、それでいて全体に程良い膨らみを感じる。瀬戸内海で獲れる新鮮な魚貝にはさぞ合うことだろう。
小豆島唯一の蔵元である森國酒造は2005年2月に創業したばかりで、それまで35年にわたって途絶えていた島の酒造りの歴史に新たな一頁を記した。杜氏は三十代半ばの花田公紀氏で、「森」は同蔵初めての銘柄。

ウェブ時代をゆく

ウェブ時代をゆく
いかに働き、いかに学ぶか

梅田望夫

自分の内から湧き出てくる何かが具体的に見えずとも、「ある対象に惹かれた」という直感にこだわり、その対象をロールモデルとして外部に設定する。そしてなぜ自分がその対象に惹かれたのかを考え続ける。それを繰り返していくと、たくさんのロールモデルを発見することが、すなわち自分を見つけることなのだとだんだんわかってくる。(第四章「ロールモデル思考法」より)

ネットで世界中の様々な人の考え方・生き方に触れることができる時代だからこそ、ロールモデルを一人に固着させず、断片的でもいいから自分と波長の合う生き方ピースを山ほど収集し、それらを灯台代わりに使いながら人生を歩んでは如何?というのが、本書の中核的キーワードの一つ「ロールモデル思考法」の趣旨。で、ある意味図々しくも、著者自身が自らの生き様をロールモデルの一つとして呈示している。これって一歩間違えば「何様のつもり?」と揶揄されかねないが、不思議と嫌みを感じさせないのは、様々なメディアで著者が発し続けている“ウェブ時代”に対する一貫した楽観主義が、読む者をカラッとした気分にさせているせいだろうか。
また、著者が二十代半ばの頃沢木耕太郎の初期作品に耽溺していたと知り、同時代に同じ本を読み、同じ様な感慨にふけった同世代の人間がここにもいたのかと、たったそれだけで親近感を感じてしまった。

ネットは個をエンパワーする。「もうひとつの地球」はこれからますます大きくなる。世界の難題の解決という難しい挑戦から、日々の仕事や知的生活の充実、趣味や楽しみの意外な発展にいたるまで、サバイバルした先にあるさまざまな未来の可能性をイメージしてみてほしい。(終章「ウェブは自ら助くる者を助く」より)

(2008/3/6更新)

 
 
   

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