酒本舗

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三月の酒と本(七)

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豪華千年寿

豪華千年寿(兵庫)
純米大吟醸
300ml/780円


たまには地元・灘のちょいと良い酒でも・・・ということで、旬の蛍烏賊と共に購入したのが白鹿の上位銘柄「豪華千年寿」。洗練されたバランスの良い味わいを持ち、クセがなく安心して飲める上品な口当たりの中辛口タイプ。酒処灘の王道をゆくマイルドな純米大吟醸である。
「千年寿」とは、中国で古来より長生の霊獣として喜ばれる白鹿を寿いで作られた漢詩の中の一句らしい。モンドセレクション金賞を2006・07年と連続で受賞。

おとなの男の心理学

おとなの男の心理学
香山リカ

男性はいつまでも恋愛したい。モテたい。でも、その相手は決して若い女性、ということではない。本当にモテたいのは、すぐそばにいる妻なのかもしれない。
そのことに、男性も女性も気づき、そしていったん気づいたら、男性はそれを積極的に表現することが大切なのだ。
(第3章「ちょいモテオヤジか更年期男性か」より)


「心理学」とは名ばかり。中身は要するに、「妻に見捨てられないために熟年男はどう振る舞うべきか」、「真に身も心も成熟した大人の男になるには、何を知っておくべきか」を、あくまで女性の視点から男に意見した一種の生き方指南の書。定年後も自室で昔の“重要書類”を大事そうに眺める、「非常勤顧問」という名の下で用もないのに何年も会社に顔を出す、愛人に娘の就職を取り持たせようとする・・・etc.、頁を捲るたびにみっともなくも物哀しい熟年男の見本が目白押しだ。
幸い本書で言うところの「おとなの男」とは、主に団塊世代を核とする50、60代前後、いわゆる熟年・シニア世代を指す。まあ振りかざす肩書きもなければ愛人もいない40代のガキの身としては、せいぜいこの様なみっともない“おとなの男”にはなるまいと、改めて我が身を振り返りつつ自戒の念を抱いた次第。

ネットにも、「○○老人日記」というタイトルでブログを書いている人たちが少なからずいる。・・・(中略)・・・彼らは、世の中にあれこれと勝手にもの申す権利を得るために、自分を「老人」というある種の特権的な立場に置いているだけ、という気もする。もしかすると、「そんな鋭い意見を言えるのだから、まだまだ老人なんかじゃないですよ」と言ってもらいたいのかもしれない。(第6章「老い方を知らない男たち」より)

(2008/3/18更新)

 
 
   

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