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京姫(京都)
純米吟醸無濾過原酒
720ml/1260円
前回同様「春あがりひと寝かせ」シリーズの一つ。山田錦を60%精米し年末にかけて仕込んだお酒を、最も寒い時期におり引きせず「ひと寝かせ」させた、無濾過の純米吟醸生原酒である。ひと寝かせした分だけ、無濾過にしては荒々しさが少なくまったりとした口当たり。日本酒度+1.0ながら結構辛口の味わいを持つ。肴は蛸わさびと蛍烏賊の沖漬け。
蔵元は大正7年(1918)創業、少量手造りの吟醸酒専門蔵である伏見の京姫酒造。1974年から世界鷹小山家グループの一員となっている。
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欲望する脳
茂木健一郎
小林秀雄は日常生活の細かい点まで美意識を貫いた人だった。毎日晩酌を欠かさなかったが、そのお酒を美味しく飲むために、昼間から水を一滴もとらずに夜に備えたという。・・・(中略)・・・極端なことを言えば、酒をより美味しく飲もうという工夫から、文明が始まり、文化が生まれると言っても良いだろう。(09「『精しさ』に至る道筋」より)
ぶっ倒れるまでグラウンドを走るのと、ふらふらになるまで勉強するのとでは、どちらを選ぶか。要は「肉体」の酷使と「脳」の酷使のどちらに耐えられるかということだが、自分は断然後者である。受験生の頃は一日10時間以上机に向かっても平気だったが、肉体的な根性がないため、長距離走では少し走るとすぐ音を上げて歩き出した。ちなみに息子に尋ねると、何時間も勉強する位なら走らされる方が余程マシだと云う。来年大学受験だが、まあ、人それぞれだ。
勉強が好き、とはなかなか口にしづらい言葉である。だから著者が本書で学習への欲望を全面肯定しているのを読むと、心密かにうれしくなる。実際脳は心臓と同様、休むことなく学習を続ける機能を持つらしいので、時折アルコールで柔らかくしながらこれからもコツコツ鍛えていきたい、と改めて思う。
学ぶことには、終わりがない。だから、学びの喜びは、尽きることがない。学習においては、苦しいことが付きものである。苦しい時間を経過しなければ得られない快楽の領域があることを、私たちは体感的に知っているはずである。
(中略)・・・現代日本人の多くは、実際、質の良い「学習依存症」のもたらす喜びを忘れてしまっているのではないか。(20「学習依存症」より)
(2008/3/30更新)
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