酒本舗

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五月の酒と本(十一)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
水尾 紅

水尾 紅(長野)
純米吟醸無濾過生原酒
1800ml/3465円


原料米に希少品種の長野県木島平産金紋錦を100%使用(精米49%)、金沢酵母(14号)と「水尾山」の湧水で仕込んでいる。口に含むとしっかりとした旨味と膨らみが感じられ、追いかける様に酸味がふんわりと広がる。無濾過生原酒にしてはまろやかな口当たり。後味も意外にさっぱりとしている。
蔵元は長野県の北の端、奥信濃飯山の旧町内にある田中屋酒造店。全量箱麹の手造り蔵である。肴は焼鳥。三宮東通りの路地にある「丸喜屋」にて。

あぁ、阪神タイガース

あぁ、阪神タイガース
負ける理由、勝つ理由

野村克也

しかし、いちばんの原因は、私が自分との闘いにも負けていたからだと思う。「もうダメだ、限界だ」と考えてしまう自分に打ち克つことができなかった。
なぜか。
いま思えば、私がヤクルト時代に監督として日本一を経験したことで安堵感を抱いてしまっていたからかもしれない。
(第二章「なぜ、阪神監督で失敗したか」より)


楽天がAクラスを狙える戦力となった今シーズン開幕前。自らの“名誉回復”を図るには絶妙のタイミングで、ノムさんが阪神時代の自らの“失敗”を冷静に分析した本。ある意味「巨人軍論」の続編でもある。
球団創設以来の阪神の歴史を踏まえつつ、フロントと現場が抱え続けて来た悪しき体質、人間教育とビジョンが欠如したチーム作り等を糾弾。同時にそうした環境の中で徐々に熱意を失っていった自分自身を振り返っている。内容的には、藤村・別当に始まる「両雄並び立たず」の歴史や、「優勝争いして2位に終わるのがベスト」と平気で言い放ったフロントの姿勢、久万元オーナーに指摘された「自分と星野との違い」、例によって繰り返される「今岡への愚痴」など、長年の阪神ファンにすれば何処かで読んだ話が大半なのであまり新味はない。そして結論は、「V9時代の川上巨人に倣え」ということの様だ。

星野という“闘将”が来てから、緩みきっていた阪神のチームの雰囲気がガラッと変わったのを、みなさんも感じられたことだと思う。ピーンと張りつめた空気が漂うようになった。・・・(中略)・・・私も含めたそれまでの阪神の監督は、こうしたムードを醸したくてもできなかった。星野はまだ若いこともあって、まずはその存在感だけで選手たちをやる気にさせたのである。(第四章「阪神を星野、岡田は強くしたか」より)

(2008/5/27更新)

 
 
   

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