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久保桜(山形)
純米大吟醸
150ml/360円
「地酒マイスター責任醸造認証酒」というラベルで封がされてある、進物仕様の小容量純米大吟醸。酵母は山形酵母で、山田錦を40%まで磨いている。利き猪口に注ぐと琥珀色なのでしっかりとした味なのかと思いきや、予想をはるかに超えるすっきりとした飲み口の辛口。
蔵元は寛保元年(1741)創業の加茂川酒造。朝日連峰の伏流水を仕込水としている。
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虚栄
ロバート・B・パーカー著/奥村章子訳
署長がこっちに歩いてきた。背はそれほど高くないが、体つきががっしりしているのも、動作に無理や無駄がないのも、リッチーに似ている。それに、たくましい手をしているのも、物静かな感じがするのも。
「あなたは?」と署長がわたしにたずねた。
「私立探偵のサニー・ランドルです」
署長が笑みを浮かべた。
「ジェッシイ・ストーンだ」(「7」より)
ジェッシイ・ストーンシリーズ最新作「秘められた貌」をきっかけにサニー・ランドルシリーズを一から読み始めて、ようやくジェッシイとサニーの初共演作であるこの「虚栄」へとたどり着いた。どちらも別れた妻や夫に未練があり、精神科医のカウンセリングを受けていて、性的な抑制心が弱いという共通点を持つ似た者同士。確かにくっつけてみれば結構お似合いのカップルである。作者があらかじめサニーとジェッシイの出会いを想定して類似した人物設定にしたのか、各シリーズを書き連ねるうちにふと「そういえばこの二人なら・・・」と閃いたのかは定かでないが、まさか高級ブティックの試着室で二人にS○Xさせるとは思ってもみなかった・・・。
全身を密着させていたので、ジェッシイが静かに笑っているのがわかった。わたしも声を立てずに笑った。ドレスが売れるのを期待して店員が扉の向こうで待っているというのに、わたしは立ったまま鏡に背中を押しつけて腰を動かし、ほかの誰とも分かち合ったことのない親密感を味わいながら、ジェッシイとともに声を殺して笑った。(「47」より)
(2008/6/11更新)
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