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梅錦 酒一筋(愛媛)
純米吟醸原酒
1800ml/2743円
梅錦ファンの間では「黒ラベル」として古くから親しまれている純米吟醸の原酒。山田錦を60%磨いている。グラスからはほんのり華やかな吟醸香が立ち上り、口に含むとどっしりと押しの強い旨味が広がる。実は呑んでいる間は原酒という意識がなく、後になって「一合にしてはやけに回ったなあ〜」と電車の中で首を捻っていた。新梅田食道街の「山守屋」にて。肴は板わさ、出汁巻きetc.。
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思考の補助線
茂木健一郎
世界全体を引き受けるとは、すなわち、知の技法に依拠することであると同時に、かなりの程度、感情の技術に属することなのではないだろうかと思うのである。・・・(中略)・・・アルベルト・アインシュタインは『ドン・キホーテ』の物語を好んで読んでいたと伝えられるが、統一場理論をつくって世界の究極の秩序を説明しようとしたアインシュタインが自分をかの有名な騎士に重ねたとしても不思議ではない。一人は実在、もう一方はフィクションだが、この二人の人格は共鳴している。(「この世界のすべてを引き受けて」より)
梅田・紀伊国屋書店の書棚には、著者の声として「一番本気で書きました」と手書きのPOPが添えられている。その本気度のせいだろうか、衒学的と言いたくなる様な小難しい言い回しが随所に駆使され、本文そのものに“補助線”を入れて分かりやすくしてよと皮肉の一つも言いたくなる。
「欲望する脳」を読んだ時にも感じたことだが、この人は大変真っ当な「勉強オタク」だ。あるいは脳から汗を流すことに快感を覚える「知のアスリート」と言うべきか。その流れで本書の主旨を強引に野球へと置き換えるなら、勝てるピッチャーになるには、直接球を投げる部分(肩/腕)ばかりを鍛えるのではなく、全身をバランス良く鍛えながら、広い視野でゲーム全体を俯瞰する姿勢が大切なんだよ、ということか。
「絵画」という専門領域におけるダ・ヴィンチの卓越は、「万能の天才」と称されるその幅広い素養に裏づけられている。一筋縄でいかない人間という存在についての深い洞察がなければ、生涯手元において手放さなかった「モナリザ」の微笑みは描くことができまい。・・・(中略)・・・心ある人は、今すぐにでも自らを閉じこめる「専門性」のガラスの壁をやぶり、世界という広大な偶有性の海に飛び込むべきであろう。(「総合的知性と専門的知性」より)
(2008/6/26更新)
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