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朝日山千寿盃(新潟)
本醸造
1800ml/1898円
「久保田」「越乃かぎろひ」でおなじみ、天保元年(1830)に久保田屋として創業した朝日酒造の上級定番酒。五百万石を60%精米しており、すっきりとクセのない淡麗辛口でありながら、しっかりとした飲み応えを感じる酒。
赤坂の立ち呑み「なかや」にて。肴は出張中の栄養補給のための肉野菜炒めと、鶏串焼4種。
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日本史の一級史料
山本博文
本書で言いたいことは、二つあります。
一つは、歴史は過去に確かにあったことですが、現在、われわれが知りうる「歴史」というのは、史料から復元されたものであり、かつ史料からしか復元されえないものだということです。(中略)
もう一つは、歴史は「歴史家」というフィルターを通してしか描かれないということです。(はじめに「歴史は何によって描かれるのか」より)
歴史小説家も歴史家も、一般の歴史好きにとってはどちらも同じ「フィルター」であるが、求められる機能が全く異なる。
小説家に求められるのはいわば「偏光フィルター」としての役割であり、史実を曲げずに創造力一つで豊穣な作品世界を現出させる「芸」のレベルの高さである。一方歴史家に求められるのは、偽りや偏り、誤りに満ちた膨大な文書の山の中から、ただ一つであるはずの歴史的「事実」だけを正確に掬い取る、「濾過フィルター」としてのパフォーマンスの高さである。
そのため、著者の様に史料編纂所等の専門機関で勤務する職業的歴史家は、西へ東へと足を運んで史料を採訪しては、集めた史料を一点一点深く読み込む作業と、何千何万もの史料を短時間で処理する作業とを並行しながら、事実という「宝物」を掘り起こすべく気の遠くなる様な作業に勤しんでいる。読んでいるといろいろ大変そうだが、歴史に没頭できる浮世離れした仕事を少々羨ましく思う。
わたしは、武蔵の死後に、『五輪書』や『二天記』などが書かれたこと自体が、それが書かれた時代を考察する「史料」となりうると考えています。
そのことから、二天一流の流派の広まりや、それぞれの流派の創始者の精神を類推することによって芸道に高めていこうとする社会の様子がわかるからです。(第1章「有名時代劇のもと史料 」より)
(2008/7/12更新)
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