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丹心一徹(京都)
純米吟醸酒
300ml/598円
月桂冠の創業の地「内蔵」で、東条地区産の山田錦(精米歩合60%)を使って醸した純米吟醸酒。グラスに注ぐと品が良く華やかな吟醸香が立ち上り、口当たりはまろやかで軽快ながら程良い膨らみを感じさせる。大手蔵ならではのそつのない洗練された味わいと、喉越しと後味のキレの良さが特徴。
赤坂五丁目交番前のセブンイレブンで購入。肴はゴーヤチャンプル、玉子焼、するめ。なぜかこの「丹心一徹」について、月桂冠のホームページに全く記載がない。杜氏さん(小林壽明氏)の名入りで、結構レベルの高い酒なのに、なんでだろう〜?
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青い鳥
重松清
「がっがっ、学校の先生は、みなさんの味方なんかじゃありません。味方になってくれるときもあるけど、最初からずっと味方でいるわけではありません。でででっ、でも、ててて敵じゃないです。ぜぜぜっ、絶対に」
がんばって。先生。がんばって。カスタネットを叩く。何度も叩く。
「先生に、でででっ、できるのは、みんなのそばにいる、こっことだけ、ででででっ、でっ、です」(「静かな楽隊」より)
吃音を持つ中学国語の非常勤教師・村内先生を主人公にした連作短編集。問題を抱えた子供達がいる学校を転々とする彼が、何より大切にしている仕事は、その子達の「そばにいること」。そして「ひとりぼっちじゃない」と伝えること。いじめ、自殺、学級崩壊、児童虐待等々、遣り場のない孤独に耐える生徒達にそっと寄り添い、時には穏やかに、時には激しくどもりながら、「大切なこと」だけを言葉にして伝え続ける。新幹線の中で読んでいて、不覚にも涙腺が何度も緩んだ。
巧く言葉にできるかどうかは問題ではない。大切なのは「本気」で伝える覚悟だ。激しくつっかえながらも「本気で言わなければいけないことは本気で言います」と言い切る村内の様に、どれだけ自分は一つひとつの言葉を本気で発しているだろう?青臭い読書感想文の様になってしまったが、たまには自分の言葉の重さについて本気で考えないと。
「・・・・・あんまりうまくしゃべれないからな、俺は」
「でも、その代わり、たいせつなことしか言わないじゃないですか。先生がしゃべることって、ぜんぶたいせつなことじゃないですか」
先生はうつむいて、照れくさそうに笑った。
「なんだ、おまえ、そういうのもうまくなったんだな、おとなになったなあ・・・・」
耳たぶまで赤くなっていた。(「カッコウの卵」より)
(2008/7/18更新)
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