酒本舗

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六月の酒と本(三)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
相模灘

相模灘(神奈川)
純米吟醸無濾過瓶囲い・美山錦
720ml/1450円


さて新橋「いし井」での2本目は約2年ぶりの「相模灘」。前回は本醸造だったが、今回は純米吟醸の無濾過。上立ち香はほんのり白葡萄の様で、口に含むと1本目の「東の麓」よりは若干辛目なものの、豊かな米の風味と穏やかな含み香が広がる。後味は無濾過生にしてはスッキリ系。この店では生酒と言えども必要以上に冷やし過ぎずに、なおかつ片口で供してくれるので、どの酒も程良く開いて旨味が引き出されている。
前半戦の肴はお造り四点盛り(金目鯛他)、ポテトサラダ2種盛り、クリームチーズの吟醸酒粕漬、蛸の燻製、稚鮎の天ぷら。

日本列島プチ改造論

日本列島プチ改造論
パオロ・マッツァリーノ

庶民感覚が国政に反映されない、とみなさんご不満を漏らします。二世・三世のお坊ちゃん議員に、なにがわかる、とね。そのご意見、いただきましょう。庶民を政治家にしてしまえばいいのです。
参議院議員は、国民の中から抽選で選びましょう。裁判員制度と同じ方式です。司法にできて、立法にできないはずがありません。タレントやレスラーだって、議員になってから勉強してるんです。だれにでも議員は務まります。
(4「参議院を庶民の手に!」より)


大和書房のHPに毎週掲載していたエッセイをまとめた本。「反社会学講座」の頃と比べて舌鋒が鈍いだの旬が終わっただの、好き勝手な批評をする人もいる様だが、折々の旬な話題にこれだけ高い打率を維持する発想力はまさに“日本人離れ”しており、意表をつく「日本改造論」が随所に埋め込まれていて楽しい。例えば駆込乗車防止のため「電車のドアをギザギザに」との提言はマンガチックだが、「JRの議員パスを使用記録が残るICカードに」や、「高価な買物である住宅こそ返品可能にすべき」、「何が他人の迷惑になるかをガキ共に伝える“ちょいウザ”おやじになろう」などは至って真っ当な意見だ。個人的には「参議院議員を抽選で」に一票! 突拍子もない様で実は結構名案だなあと思う。

デイトレーダーや投資家の人たちには、マネーゲームをやる才能しかないのです。彼らはマネーゲームのような虚業しかできないんです。その証拠に、マネーゲームで巨万の富を得た人が、それを元手にゼロから実業−−カタチあるモノを創って売る会社を興した例はほとんどありません。
なぜなら彼らには、実業で成功するのに必要な創造力や対人交渉力が欠けているからです。
(45「夏休みの宿題1 虚業の才能」より)


(2009/6/8更新)

 
 
   
                                         
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