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笑う未亡人
ロバート・B・パーカー著/菊池光訳
「私はヘヴィ・バッグに寄り掛かって、ホークがスピード・バッグを打つのを見ていた。彼の顔は無表情で、いつものように面白がっているような感じがかすかに浮かんでいた。片手でバッグを打ち、次に両手で打った。肘を使った。筋肉が完全にほぐれていて、バッグの音楽と動きに楽しく集中しているようだった。」(第20章/p.105)
探偵スペンサーシリーズも、1973年に発表された「ゴッドウルフの行方」からこれで通算29作目。ありがたいことに以前勤めていた会社の先輩が、新作が出るたびに回してくれるおかげで全作読み通している。ただ近頃はストーリーへの興味というより、年に1回旧友に会うような気分でこのシリーズと接している感じだ。
特に魅力的なのが相棒のホーク。男なら、主人公のスペンサーより彼に魅かれるファンのほうが多いだろう。顔色一つ変えずに頼まれた仕事を確実にこなす姿は今回も健在である。
さて、今夏には記念すべき30作目が刊行されるはずのこのシリーズ、スペンサーは、スーザンは、そしてホークはいったいいくつになったんだ?(→第30作「真相」へ)
(2003/5/11更新)
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