酒本舗
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六月の酒と本(二)

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最近飲んだ酒 近頃読んだ本
梅乃宿

梅乃宿(奈良)
生もと純米木桶仕込み
720ml/1100円


元来旨口の酒造りで人気の蔵であるが、近年は生もと造りにも本腰を入れ一段と味の幅を広げているとの噂。早速試してみた。
生もと造りとは天然の乳酸菌の力を借りて醗酵させる伝統的な造りの事。ラベルに純米酒と書いてはあるが、精米歩合が60%なので実質的には吟醸クラスだ。きき猪口に入れるとほんのりと乳酸菌の香りがする。口に含んだ瞬間はそうでもないが、舌の上でころがしていくうちに口中に旨味が拡がる。生もとにしてはあまり酸味を感じない。後味に少し苦味が残るかなあ。常温か少しぬる燗にしても旨いかも知れない。

落合博満の超野球学
(1)バッティングの理屈

落合博満著

息子が本格的に野球をやり始めて以来、先輩球児として間違った指導はするまいと、ここ数年様々な野球の指導書・理論書に目を通している。そんな数多の野球本の中でも、「ミスター三冠王」落合氏による本書はまさに白眉で、若い頃にこの本があればもう少し上手くなれたのにと心から思った。

「『基本はセンター返し』、『ボールをしっかりと見る』、『コンパクトにスイングする』・・・まだまだあると思う。この3つは、指導者なら何度も口にしたことがあるはず。一方、選手諸君も基本の基本としてとらえているだろう。では、その理由を明確に説明できる人はいるか?なぜ、センター返しが基本なのか・・・こうした基本の部分が、実は最もおろそかに考えられている。『そんなの“常識”だ』と思う前に、こうした基本について考えていこう。」(まえがきより)

仕事柄、過去いろんな分野の人に取材をしてきたが、真にその分野の事を“分かっている”人というのは、難解な理論や事象、または“基本原理”について、素人にも解る表現で平易に説明してくれるものである。本書では、数々の野球本が決して踏み込まなかった“野球の基本”の真の意味を、野球指導の常識を覆すいくつもの問題提起と共に、氏自身の言葉で極めて分かりやすく語ってくれている。
なお本書は週刊ベースボールの連載(現在も継続中)を書籍化したもので、投手編の担当は私の少年時代のヒーロー江夏豊氏。こちらの刊行も待ち遠しい。(→超野球学2はこちら)

(2003/6/6更新)

 
       

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