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コトラーのマーケティング・コンセプト
フィリップ・コトラー著/恩蔵直人訳
前回、真にある分野の事を“分かっている”人は、“基本原理”を素人にも解る表現で説明してくれると書いたが、マーケティングの分野で言えばコトラー教授。マーケティングを生業としながら、教授の著書を一冊も読まずに来たという者はいないだろう。
「マーケティングは、広告を制作したり、媒体を選択したり、ダイレクトメールを発送したり、顧客からの問い合わせに答えたりする部門に限定された活動ではない。何をつくるべきか、製品を顧客のもとに届け、入手しやすくするにはどうすればよいか。これらを組織全体で解明する、より大規模なプロセスなのである。」
「マーケティングの理想は、販売活動が不要になるところまで標的顧客を知り尽くすことだ。ピーター・ドラッカーも『マーケティングの目的は販売を不要にすることだ』と断言している。マーケティング(mark-eting)とは、的(mark)に命中させる能力のことなのだ。」(いずれも序文より)
大学時代にマーケティングを学ばなかったため、以前勤めていた会社にプランナーとして雇われた際、当時の上司(米国で広告・マーケティングを学んだ方だった)の勧めで、コトラー教授の本を常に座右に置き企画書を書いたものだった。本書は今年5月に刊行された最新作で、実戦で戦うビジネスパーソンを対象に、今日理解しておくべき80の重要コンセプトをアルファベット順に解説した、いわばコトラー流「マーケティング事典」。これからも企画書を書きながら、折に触れて読み返すことになりそうだ。
(2003/6/9更新)
*Philip Kotler教授のその他の本:
コトラーのマーケティング思考法
Ten Deadly Marketing
Sins
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