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男の作法
池波正太郎著
ひょんなことから「ロータリークラブ」の例会で講演を頼まれた。聴衆は、ほとんどが60代以上の会社経営者や医師など個人事業主ばかり。「本当に俺でエエんかいな?」と思わないでもなかったが、あれこれ考えても仕方がない。開き直って壇上から偉そうに、ネットビジネスについて30分近く喋らせて頂いた。
さてその前段階で、世話人の方々に銀座の老舗「天一」の神戸店で天ぷらをごちそうになる機会があったのだが、後になって、年輩の方々を相手に自分の振舞で何か粗相はなかったかと少々心配になり、久々に池波先生の「男の作法」を読み返してみた。
「てんぷら屋に行くときは腹をすかしていって、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べていかなきゃ、てんぷら屋のおやじは喜ばないんだよ。よく、てんぷらの揚がっているのを前に置いて、しゃべっているのがいるじゃないの。そういうのはもう、一所懸命、自分が揚げているのに何だというので、がっかりするんですよ。こういう客だとね、油の加減というのは、待っていなきゃならないからね。やりにくいわけだよ。 」(てんぷら屋に行くときは・・より))
別に本の内容を覚えていた訳でもないが、揚げたての美味さについ惹かれ、揚げた尻からパクパクと食っていた自分を思い出し、何となくほっとした次第。
(2003/6/14更新)
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