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岡康道/吉田望著
岡「競合というものの本質は、たとえば、『結婚したいな』と女の子が言い出したときに、5、6人からプロポーズされる方が気持ちいいよね。それで判断間違えるかもしれないけれども。ずっと付き合ってる、たまに電話してくる男とそのまま何となく結婚するよりは、何かそういう華々しい瞬間っていうのがあったほうが、うれしい。」
吉田「一種の合コンみたいな(笑)。どうせ判断まちがえるなら派手にまちがえたほうがましと」
岡「そうだ。競合は一種の合コンだ。」(第1章より)
新卒採用は恋愛のプロセスに重なる。出会いがあり、デートがあり、ライバルもいて、駆け引きもある。そして決断を左右するのは、資産の豊かさや見た目だったり、住む場所だったり、「おまえが欲しいねん!」の言葉だったりするが、時には花束一つで他の誰かに奪われる場合だってある。
採用にとっても恋愛にとっても、自らの思いのたけ(What)を、どのように(How)表現するかが大切な問題。だから、企業の採用WEBサイト作りのお手伝いをする我々は、“頼りになる世話焼のオバちゃん”でなければならない。オイシイ話ばかりでなく欠点もきちんと伝えつつ、企業の真の魅力や志(メッセージ)を一撃で表現する知識、技術、そして熱意が必要なのである。
「あれも、これもじゃなくて、まずこれを言おう、というただ一行を言える会社は、もういい広告ができたのも同然ではないか。」(序章より)
著者の一人である岡康道氏は、いま日本で最も勢いのある広告クリエーターの一人。「広告」を「WEBサイト」に置き換えて読むと、いろいろと得る所の大きい書であった。久々に線を引きながら本を読んだ。
(→ブランドIIはこちら)
(2003/7/1更新)
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